2024/01/06-7
中央アルプス
L桂野、坂本、嵯峨、河内、井土
会山行
2024/01/06(晴)
09:28夜叉神峠登山口-10:24夜叉神峠小屋-12:00杖立峠-13:48苺平-14:20南御室小屋-16:02薬師岳小屋
冬合宿。赤岳鉱泉定着3日間を予定していたが天候が悪く、鳳凰三山2日間(+予備日1日)に変更。
登山口駐車場到着後、共同装備を分担。各々の体力に合わせてザックへ詰める。(桂野・坂本・嵯峨は20-24kg、河内・井土14-16kgほど)登山口は秋のような気温で、雪はあるのかと不安になりながらも出発。意外にもすぐに雪が出てきたが、まだアイゼンの出番ではない。 すぐに薬師岳小屋に到着。先客はおらず、冬季避難小屋があったので小屋に泊まることに。この避難小屋が暖かく広く綺麗で、とても快適であった。その後の登山者もなく貸切状態。お菓子をつまみながら、ゆっくり料理に取り掛かる。待ちに待った桂野のビーフシチュー。初のペミカンに感動。肉がゴロゴロ濃厚で全員が大絶賛!あっという間に鍋いっぱいのシチューと袋いっぱいのパンがなくなり、楽しく談笑後就寝。
重い荷物に汗を滲ませながら近くに北岳を見る。白く勇ましい姿がかっこいい。
苺平を過ぎてからは、雪が一層深くなったがまだまだアイゼンはいらない。
南御室小屋の10張ほどのテントを見て、もうここに泊まりたいとも思ったが、明日の行程を考え薬師岳小屋へ向かうことに。雪がない可能性を考え、水を汲み+2kg。ここでの増量はとても辛く全員が苦い顔。
ここからの1時間半が今回1番の急登で、息を切らしながら登る。やっとの思いで稜線に出ると、白峰三山と富士山が現れ、景色と強風で疲れが吹っ飛ぶ。
すぐに薬師岳小屋に到着。先客はおらず、冬季避難小屋があったので小屋に泊まることに。この避難小屋が暖かく広く綺麗で、とても快適であった。その後の登山者もなく貸切状態。お菓子をつまみながら、ゆっくり料理に取り掛かる。待ちに待った桂野のビーフシチュー。初のペミカンに感動。肉がゴロゴロ濃厚で全員が大絶賛!あっという間に鍋いっぱいのシチューと袋いっぱいのパンがなくなり、楽しく談笑後就寝。
2023/01/08(晴)
05:54薬師岳小屋-06:13薬師岳-06:56鳳凰山-07:53アカヌケ沢の頭-09:18鳳凰山-09:45薬師岳-10:13薬師岳小屋-11:17南御室小屋-12:14苺平-13:13杖立峠-14:11夜叉神峠小屋-14:46夜叉神峠登山口
夜中の風の音から撤退がよぎったが、外に出てみると風も気温も落ち着いていたので、朝ご飯(トマトリゾット)を食べて出発。
稜線上は雪がほぼ吹き飛ばされており、ここでもアイゼンはいらない。薬師岳を過ぎ、鳳凰山(観音岳)に到着したところで、富士山方面から陽が登り、対面の白峰三山とこれから歩く稜線が染まる。
観音岳より先は、トレースがほぼ無く雪も深くなり一部ラッセル。気づけばアイゼンを一度も使うことなく、今回の折り返し地点の地蔵岳へ到着。そびえ立つオベリスクが印象的でいつか登りたいなぁ。
薬師岳小屋までは、強風に煽られながら登ったり下ったり。強風で観音岳で引き返すパーティもちらほら。
小屋に戻った後は、テント撤収も無いので一杯お茶を飲み出発。樹林帯に入るまでは、大きなザックと体を突風に揺さぶられながら歩いた。樹林帯に入ってからは登りとは違い、とても楽に会話を楽しみながら下る。
苺平を過ぎてからは、一部薄らと凍っていたのでチェーンスパイクがあればより安全だった。全員無事、登山口に到着。
1月の縦走であったが、アイゼン・ピッケルの出番はなかった。
ただ、それぞれが自分の限界に近い重さの荷物を背負い、長時間歩いたことでとても良い体力トレーニングとなった。
記:井土