東京雲稜会は、中野を拠点に活動している山岳会です。オールラウンドの会ですが、オールラウンドとは「より高みを目指すために」、海外の山を目指すためには岩登り、沢登り、縦走、雪山、ボッカもできなければならない。そのためのオールラウンドです。いま会員募集中です。初心者歓迎です。
集会は中野駅南口・桃園会館にて対面とオンラインのハイブリッドで月1回 20:00〜21:00に開催しています。 仕事の都合で集まりはバラバラで、20:00位に始まることが多いです。21:00頃には終了します。 集会では、山行報告、山行相談の他に年に数回”研究会”を開催し、地形図の読み方、天気図の読み方、レスキュー技術の机上講習会などを実施しています。
「桃園会館」の看板は殆ど読めない状態です。 何故か会館の一角に”豊川稲荷”があるので、目印になります。集会の後は2次会に行くことが多く、お酒を飲めない人も参加しています。
山行は会員の車を利用することが多く、メンバー構成により、中野、新宿、三鷹、所沢、錦糸町などに集合して出かけることが多いです。
年に1回は、レスキュー訓練を実施しています。 通常は、集会場(研究会)で机上講習(ロープワークの基本)を行い、現場で、救助方法、自己脱出訓練などを実施します。
春になると、岩トレを開始します。
雲稜会では春、夏、冬と年に3回の合宿を行っています。合宿では、天幕での生活技術、行動計画、食糧計画、装備計画の立案と実施の過程を通じて、組織登山の基礎を学びます
春合宿では残雪期の山の登りで、雪上訓練を実施したりもします。
雲綾祭では安全祈願を行いますが、バンガローに泊まり前夜祭ではOB、会友、現役会員が飲みながら語り合います。翌日は安全祈願の行事を行います。
暑い盛りの沢登りは快適です。奥多摩とか丹沢など東京近郊での日帰りの沢登りもあれば、奥秩父、上越などで沢の中で一泊し焚き火をするのも楽しいものです。
夏合宿は、参加者の休暇日程が揃えばまとまった合宿が出来ますが、場合によっては分散山行になる場合もあります。
雲稜会はバリエーションだけでなく、縦走も行います。
11月終わり頃富士山頂上を目指し、アイゼン技術と耐寒訓練を兼ねた山行を実施しています。
12月には雪上訓練を富士山及び谷川岳で実施しています。
一般的にお札、お守りの効果は1年間最大限発揮すると言われています。
12月末に1年間守ってくれたお札を返し、新しいものに交換をして安全祈願をする。この行事を、雲稜会ではお札返しとしています。
お札返しの後は、恒例の蕎麦屋で1年間事故なく過ごせた事に感謝し酒を飲みながら真面目な話とくだらない話をして、ほろ酔いでお世話になっている山道具屋に行きます。
冬合宿は、年間の山行の集大成です。山域、ルートはその時々のメンバーの力に合わせて変わります。
2月にはアイスクライミングを実施しています。バイル、アイゼンを氷に打ち込む感触は、独特の気持ち良さがあります。
3月には谷川岳で雪洞訓練を実施しています。時間をかけて快適な雪洞を掘り、翌日、天候が良ければ谷川岳山頂を目指します。
会山行としては実施していませんが、山スキー大好き人間も何人かいて、山スキーを楽しんでいます。鳥海山、槍沢スキー滑降などは年中行事になっています。
OBには釣り名人もいて、釣りの魅力を現役メンバーに伝えてくれます。沢釣りにはロマンがつまっています。