2023/07/09
丹沢
L宮脇、瀧濱、嵯峨、藤野
会山行 沢登り
2023/07/09(曇雨)
7:50大滝キャンプ場 - 8:25入渓点 - 8:45マスキ嵐沢遡行 - 11:10箒沢権現山頂 - 12:55大滝キャンプ場駐車場
いまにも降り出しそうな天気の中、西丹沢に足を踏み入れた。
キャンプ場駐車場から入渓点までは30分ほど歩く。澄んでいる空気が目でも肌でも感じられて気持ちが良い。
畦ヶ丸に続く分岐がある少し手前で、リーダーの宮脇がスイカをデポした。瀧濱の「イズムを受け継いでいるね」のコメントが印象的だった。
入渓点に付き、遡行の準備をする。初めての沢登りで少し緊張を覚えながら、ラバーソールの沢靴に足を通す。
沢が生み出す音が楽しい。轟々とも違う、しゃわぁぁとも違う、沢の擬音を表す適切な表現が欲しい。
水の力で花崗岩が顔を出している、この見えている岩こそが山の素肌なのかもしれない。
スラブの枝沢が合流する2段滝に到着し、瀧濱がリードで登る。滝の飛沫を浴びながら登る背中が頼もしい。
水も滴るいい男の語源を見た。
続く小滝もロープを掛けて登った。水流のある中央を登る方が、苔もなく登りやすい。
少しずつ沢が細くなり、水量が少なくなる。水流がなくなってしばらくして最後の涸棚に着く。
この涸棚も嵯峨リードで無事に登攀した。
稜線直下の急斜面を登り、権現山に登頂した。霧が深く雨足も少し強くなったため、休憩もそこそこに下山を開始する。
女性の叫びのように聞こえる鹿の鳴き声や、熊鈴のように聞こえるハーケン同士のぶつかり音を聴きながら下山した。
デポしていたスイカを味わい、帰途に着いた。
記:藤野