2023/04/08-09
河口湖西部、御坂山塊
L坂本、石井、野島(8日のみ)、瀧濱(9日のみ)、宮脇、関、藤野、R吉田
会山行 レスキュー訓練
2023/04/08(晴)
9:00旧公民館駐車場 - 西湖周囲の山域でレスキュー訓練 - 15:30旧公民館駐車場
交通の事情で予定場所を変更し、西湖周囲の山域でレスキュー訓練を開始。
高さのある土手で、周囲の木を利用し、まず一人ずつ懸垂下降をおこなう。
その後、懸垂下降時のバックアップや懸垂下降時の途中停止、登り返しの練習など、それぞれ3つのグループに分けて練習を開始した。
その他にも、器具がないときのムンターヒッチを利用した懸垂下降の方法やビレイ中の自己脱出、
ザックやストックなどを利用した搬送法、簡易ハーネスの作り方、1/3レイジングシステムを利用した引き上げの練習もおこなった。
懸垂下降の途中停止でミュールノットを結ぶ際に、ぶら下がった状態で行うととても難しい。
これが空中だとより不安が増しそうだ。同じく登り返しも空中だと困難を極めるのではと思った。
1/3レイジングシステムでは、マイクロトラクションを利用した場合とプルージックを使用した場合を比べてみた。
プルージックよりもマイクロトラクションを使用したほうが引き上げの効率が明らかに良く、緊急事態を想定して常に持参する必要性を感じた。
わたしは、岩場や山へマイクロトラクションやプルージックを持参していなかった。思えば山や岩場での緊張感に欠けていたと思う。
「事故はベテランが起こすことも充分にある。互いに安全に帰るためにも一人一人が自立した会員になってほしい」という坂本の言葉や思いに身を引き締めた。
レスキュー訓練を終え、日が暮れる前に亦楽荘へ。OBの小保方さんとお会いしいろいろなお話をした。
鍋やお酒を共に楽しみ、同じ空間で共に寝て、朝ごはんを食べた。
とても楽しい時間で亦楽荘のことも、とても大好きになった。またぜひ訪れたい。
小保方さんは、わたしたちを雲稜コールで見送ってくださった。
小保方さん。とても嬉しかったです。ありがとうございました。またどうぞよろしくお願いいたします。
2023/04/09(晴)
9:00西川新倉林道脇駐車場 - 10:00屏風岩 - 17:00西川新倉林道脇駐車場
三つ峠はまだゲートが閉まっていて屏風岩までの道のりがいつもよりも長く感じた。
屏風岩に到着し、右ルートで3組に分かれてマルチの練習を開始。
その後、中央フェイスへ移動し、3組に分かれて中央カンテを登攀した。
わたしは、ここまで高さのある岩場は初めてだったので登りながら、遠く広がる景色に感激しつつ富士山を堪能した。
新人とわたしは、つるべで登らなかったため、それぞれリードしてくださった先輩方の負担はとても大きかったに違いないと思う。
出来るだけ早く自分もリードできるように、登攀技術とロープワーク、安全技術を習得したい。
懸垂下降時のロープの結び方や肩掛けでの懸垂下降、ロープの投げ方、ロープを分けて投げる方法、懸垂下降時の素早い降り方、
懸垂下降時のプルージックの使い方やロープの回収方法など、先輩方から教えてもらえるだけでなく、実際に何度も見る機会を得た。
それぞれの動作や所作の根拠を探り、それがどのように作用しているのか考えながら、自宅やジムで復習していきたいと思う。
2日間を通して天気に恵まれ、楽しく充実した会山行・訓練となった。
リーダーの坂本をはじめ、手取り足取り丁寧にご指導くださった先輩方、そして快く迎えてくださったOBの小保方さんに心から感謝いたします。
記:吉田