小川山ガマスラブ

日程

2022/10/29

山域

奥秩父

メンバー

L桂野、望月

目的

マルチ、フリークライミング

行程

2022/10/29(晴)
8:00廻り目平キャンプ場-9:00 ガマルート取付–12:00終了点-(懸垂下降)-13:00ガマルート取付13:00-17:00 フリー@ガマスラブ周辺

瑞牆トムソーヤに備えて、桂野とマルチ・クラック練習を計画。桂野とロープを結ぶのは入会間もない頃に行った広沢寺以来で、かなり久しぶりとなる。マルチ練習は小川山入門でよく登られているガマルート。桂野は以前も行ったことがあるルートとのことで余裕の様子。一方の私は初めてのルートになるので、取り付く前にトポを熟読。桂野にも念の為トポを共有していたが、「これか〜」となんかこのトポじゃないだよな感を呟く。この発言をこの時それほど気にしなかったことが、後々の問題となることに・・

1p(望月リード)下部スラブから垂直の凹角まで。朝一のスラブは精神的に良くない。体も温まってなく、1ピン目まで怖くてなかなか足がだせない。そんな姿を見かねて、同じルートに取り付いていた岸川から、有難いアドバイスをもらい、なんとか進み出す。同じルートには自分達含め4パーティ。ビレイ点が混雑しているので、50mロープいっぱい使って、3p繋げる。
2p(桂野リード)樹林帯歩き
3p(望月リード)樹林帯歩き
4p(桂野リード)スラブ・クラック。おむすび岩の右の灌木沿いに進む。
5p(望月リード)緩傾斜スラブ〜クラック。スラブ登った先のコルでピッチが切れるが、最終ピッチ(クラック)も繋げられそうだったので、2p繋ぐ。クラックは5mほどの短いものだが、高度感抜群で緊張溢れる。
終了点についた後はセカンドビレイをするだけ、と思いきや、このクラックは普通は?登らないところのようで、桂野、加藤パーティより「こっち(コルのところ)が終了点。そこルートじゃない!!」と・・。え!?、トポだとクラックが最終ピッチだった、、懸垂支点も終了点から少し歩いて行った先にあると書いてあった、、でも皆違うと言っている。そこでようやく気づく。桂野がマルチスタート前に言っていた、このトポ違うんだよな〜感はこれだったのかと。
ここはガマルート経験者に従う方が確実に安全に下山できるだろうと思い、桂野にコル終了点から数m進んだ懸垂下降用支点でビレイしてもらい、クライムダウンしながら、1p前に戻る。慎重に懸垂下降地点を確認し、50m1回で下降して無事に地上に降り立つ。

午後は、スラブ状岸壁のウルトラセブン5.7にTRをかけ、河内さんの体験クライミング。安定した登りでノーテンでトップアウト!その後ガマスラブに戻り、夕方滑り込みで体験山行用のTRをお借りして、ガマクラック10aを桂野・望月それぞれ1本ずつ練習。

今回、久しぶりに桂野とクライミングをして、お互いの技術や行動パターンを理解し、マルチのいい練習となった。コミュニケーション不足は思わぬ結果を招くので、マルチに行く前は、登攀ルート・マルチの流れ、ルール(パートナーとの合図方法等)を細かく話し合い、ちょっとした引っ掛かりを放置せずに、あやふやな点を解消することが大切であることを学んだ。
備考:ガマルートの最終ピッチについて。100岩トポではコル、マルチピッチルートスーパーガイドではクラックが最終ピッチと記載されているようです。

記:望月

過去の山行記録