地獄谷〜赤岳

日程

2022/09/11

山域

八ヶ岳連峰

メンバー

L加藤智、宮脇

目的

沢から百名山

行程

2022/09/11(晴)
美し森駐車場4:45-6:50出合小屋7:10-7:25地獄谷入渓-10:25遡行終了、キレット小屋10:35-12:10赤岳山頂12:30-(真教寺尾根下山)-14:00牛首山14:25-16:00美し森駐車場

宇田沢、毒水沢に続く、「沢から百名山」シリーズ。今回は八ヶ岳東壁、地獄谷本谷から赤岳山頂を目指した。
出合小屋で沢装備をし、ツルネ東陵の取付きの看板から沢側に逸れ、適当なところから入渓。3段,4段と連なる小滝、美しいナメにゴルジュといった、癒しの渓相が続く。特に登攀に苦労する滝は出てこない‥と、思っていたが、これが大間違い。遠目から見ると可愛らしい滝も、激しいヌメりとコケでコーティングされており、ホールドは細かく脆い。草付きに巻くも、ザレザレ。滑りにくい流心を登ると当然びしょ濡れ。何箇所かは加藤にロープで引っ張り上げてもらったり、足を抑えてもらって登った。この時、落としてしまった小石が、宮脇の足を抑えていた加藤の指に直撃。傷を負わせてしまった。申し訳無い‥。
詰めは薮漕ぎは無く、キレット小屋にダイレクト。キレット小屋は営業していなかった。小屋前で休憩中、行者小屋からハイキングしてきたソロ女性と話すと、沢や雪山もやりたいがきっかけが無い,と言うので、雲稜会にスカウト。
キレット小屋からはツルネ東陵を下ってしまえば早いのだが、我々は「沢から百名山」のミッション達成のため赤岳山頂へ向かい、真教寺尾根で下山することとした。真教寺尾根は一般登山道だが、序盤は鎖場や急なガレ場が続き気が抜けない。黙々と下ること4時間弱。足ガク汗ダクでたどり着いた美し森は、キラキラカップルや家族連れで賑わっていた。

今回、遡行終了後の岩場歩きが長いためラバーを履いていったが、ヌメりとコケに相当苦労した。フェルト+アプローチシューズ持参が適していたと思う。

八ヶ岳東面といえば天狗尾根。自分にとってひときわ気が引き締まる山行であった。「無事に下山する」という、最大で最優先の目的、それが今週も達成できたのは、危うさを抱える自分と懲りずに山行を共にしてくれる加藤、山行を見守ってくれる雲稜の皆のおかげ。感謝の気持ちでいっぱいです。無事故の積み重ねを、地道に頑張ります。

記:宮脇

過去の山行記録