草津白根山 毒水沢

日程

2022/08/28

山域

志賀高原周辺

メンバー

L加藤智、宮脇

目的

沢登り

行程

2022/08/28(雨後曇)
8:00天狗山第5駐車場 - 9:30 毒水沢 - 11:30 遡行終了 - 14:40 天狗山第駐車場

沢から百名山シリーズ。

草津白根山の山と高原の地図を見ると登山地図に毒水!と書かれている。何それって調べるとどうやら毒水沢という沢自体が温泉水というなんとも魅力的な沢があるらしい。今週末の雨模様も温泉なら寒くても大丈夫だろうと一路草津まで車を走らせた。

天狗山第五駐車場に駐車し、登山口まで10分ほど一般道をアプローチしたところで、ロープを車に忘れたことに気づき、宮脇に詫びをいれて往復20分のロス。気を取り直して、芳ケ平登山道を1時間ほど歩き登山道と沢が交差する入渓点へ。

毒水沢は白く濁りほんのり温かい。水は舐めるとクエン酸サワーのような強烈な酸っぱさ。かなり独特だ。この水にずっと足を浸けていれば水虫も治る気がする。火山ガスの影響かしばらく歩くと高い樹木はなくなり終始明るい渓相。かなり独特。岩は表面がツルッとしているようでラバーのフリクションはバッチリで独特。 つまるところ全てが独特な沢なのだ。まるで某遊園地のなんちゃらマウンテンのようなアトラクションの様相。湯の花が白砂のように溜まり、南国のビーチを思わせる。小瀧が続くがすべて直登可能で初級の沢登りとしてもかなり楽しめる。入渓から1時間ほどで最初の温泉ゾーンに突入し大休止。温泉は岩の隙間から染み出しているようで、先人たちが石を積んで風呂釜を作っていて丁寧にナンバリングまでしてある。9番の源泉らしきところに宮脇が持参した生卵を残置して、茹で上がる間に半身浴を楽しむ。温度が足りない故か、ゆで卵にはならなかったが、沢中で生卵をすすれるのも贅沢ではないか。二人とも十分にケツがツルツルになった所で湯浴みを切り上げ先を急ぐ。

その後は5mほどの滝が適度に続き、沢は徐々に斜度を落として登山道とぶつかった。草津白根山は本白根山頂付近は立ち入り禁止のため山頂を踏むことは叶わなかったが、緩やかな山容の割には眺望が拓けていて眺めが気持ちよかった。

ロープを出す必要のある滝には出くわさなかったが20mほどのロープをお守りに持っていくと良いと思う。靴はラバーでもフェルトでも可。

記:加藤智

過去の山行記録