2022/08/14-15
奥秩父
L宇塚、宇塚あ、大ちゃん
フリークライミング
2022/08/14(曇)
10:00安曇野発-11:30カサメリ駐車場-12:30カサメリ着-17:00撤収
夜中に雨が降っていたので、のんびり出発。到着すると、しっとりした岩が待っていた。沢沿いのアップルートで、宮古で一緒だった蛍雪の望月さんが、我々を見つけて声をかけてくれた。12年ぶりの再会だ。岩でつながった人たちと、岩場で会うと一層親近感が増す。
宇塚は空いているルートを登る。私は漁師の娘、今回は数打ちゃ当たる大作戦。
午後着なので、アップもなしにリードで取りついてみたが、ワンテン。その後立て続けに2度トライするも、どうしてもワンテンだった。大ちゃんは年少さんの男の子とお友だちになり、ダム工事にいそしんでいた。
2022/08/15(晴)
8:30カサメリ駐車場着駐車場発-9:30カサメリ着-17:00撤収
2日目、朝から晴れ。さっそく漁師の娘に取り付き、ワンテン。なぜだ。ともあれ大ちゃんは昨日のお友だちが来て楽しく遊び、私も明日もあるからと余裕ぶっこいてカニ探しにでかけた。
休憩の合間に宇塚が金わらに取り付いた。核心をこなして落ち着いてレストをいれ、スムースにRP。あの苦手意識と苦悩はなんだったのか。クライミングとは不思議なものだ。
金わらには3ピン目まで別の人のヌンチャクがかかっていた。私がいつも通りロープを引いたが、ハングした3ピン目までクリップされた状態だったためか、終了点を通過した感覚がなく、コールなしでロープが落ちてきた。
終了点から3ピン目で折り返されたロープが、鞭のように宇塚の左顔面を直撃。
直後、宇塚は左目の中央が黒く見えなくなっていた。口の周りはロープの末端だったのか、跡がクッキリ残り腫れている。
しばらく休むと視力は少し回復したが、全体に白いモヤがかかって動いているとのこと。
たまたまお友だちになった子供の父親が愛知消防の救急隊員で、今の状況を的確に教えてくれた。状況は変わらないが、動揺していた気持ちが少し落ち着いた。夜にかけて少しずつ回復しているようだった。
2022/08/16
不動沢で水遊び
3日目、朝には視力はほぼ安定したようだが、大事をとってクライミングは中止とした。はやく病院に駆けつけたかったが世間はお盆休みだ。カサメリの道をのんびりお散歩し、不動沢で水遊びをし、ジビエ料理を堪能して帰路についた。
ダメ元で安曇野の近所の眼科に電話をすると、診察してくれるとのこと。帰りが遅くなったが快く受け入れてくださった。
診察の結果、水晶体の近くの膜が破れ、出血しているので、薬を処方されしばらく安静を言い渡された。来週に再々検査予定。
幸いにも失明は免れたが、眼底骨折の可能性もあるという診察でした。藤田からは、ピンが残っているときは、鞭のようになるので逆からロープを引き抜くものだとの指導いただいた。経験不足により、事務所や代表に心配とご迷惑をおかけしてしまいました。
ビレイだけではなく、ロープを扱うときは周囲や状況をきちんと把握し、配慮しなくてはいけないのだと痛感させられました。
楽しくクライミングを続けていくためにも、今後も気を引き締めていきたいと思います。
記:宇塚あ