2022/08/07
八ヶ岳連峰
L加藤、桂野、宮脇
アルパインクライミング
2022/08/07(晴後曇)
5:15やまのこ村駐車場-6:55赤岳鉱泉7:10-8:50大同心雲稜線ルート取りつき、登攀開始-13:55大同心ドーム上、下降開始14:10-15:00赤岳鉱泉15:15-16:35やまのこ村駐車場
加藤より誘いを受け、大同心雲稜ルートを登攀した。6月に坂本と一ノ倉へ行ったときは核心は坂本に任せっきりだったので今回は少し難しいところも触っておこうというのが個人的な目標だった。
大同心稜はやはりなかなかしんどい。最近歩きをさぼっていたせいか、宮脇・加藤に少し話離され気味・・・もう少し平素のトレーニングをやらないといけないなあと思いつつ取付き付近へ到着。
足場の良い場所でハーネス、ギアを装着し、早速取付く。午後から天候が悪化傾向だったので時間を意識せねばと思いつつクライムオン。まずは桂野がリード。
○1P 桂野 A1、Ⅳ
ホールド豊富なフェース。勇躍上り始めるが、核心の薄被りのところで左手のホールドが剥がれてヒヤリ。ちょっとビビリ入ったのもあり、後続の宮脇のためにアブミをかける必要もあったのでアブミ使用。終了点を間違えたので極短いピッチをもう一つ切って終了点へ。
○2P 桂野A1、Ⅳ
こちらもフェース。出だしがちょっと悪く、その後の核心部だけ妙に足も手もない。きっと坂本あたりならフリーで行くのだろうが、迷わずA0。流石にアブミは出さなかった。その他のところは大したことは無し。
○3P 桂野Ⅳ
あまり記憶に残らない普通のフェース。終了点がRCC2つしかなかったのでピナクルとクラックで補強。
○4P 桂野Ⅲ
凹角。草付きが混じっていて滑りやすい。が、登攀自体は大したことはない。ルートファインディングがキモ。支点を追って変なところに行くと行き詰るので注意。
○5P 桂野トラバース(体感Ⅲ?)
トラバース。ちょっとドキドキするとの記録多かったので気合を入れてスタートするも、あっという間に終わって肩透かし・・・。
○6P 加藤体感Ⅴ?
取付きでリード交代。加藤が勇躍、リードで登攀。しっかりと宮脇対応でアブミをかけつつもフリーで突破。桂野は宮脇の後ろで変な場所で待っていたのと、7月に流行り病にかかった影響であまりジムに行けておらず前腕疲労し、A0連発で登攀。
登攀中に霧が出てきて、「すわ、天候悪化か!?急がねば!」と思うものの、再び晴れていき、結局天候は終始良好であった。8/7は南八ヶ岳周辺のみが天候予報が良く、今回のターゲット選定となったが加藤の計画勝ちかと思われる。
全体に、ロープワーク等の連携も問題なく、逆V3人にしてはまあまあのスピードで登攀出来ていたので強い反省点は無いが、登山体系のトポとはかなり現状の支点状況が異なるので次回行ったらトポを作ってみようと思う。
下山も大変スムースで、鉱泉にてゆっくりと休憩をとる時間もあった。計画を立ててくれた加藤に感謝である。なお、前日沢で使ったクライミングシューズが結局乾ききらず、登攀中ちょっとひんやりして気持ちよかったのは秘中の秘だ
記:桂野