瑞牆

日程

2022/08/06-07

山域

奥秩父

メンバー

L宇塚、宇塚あ、大ちゃん

目的

フリークライミング

行程

瑞牆山は濃い霧におおわれ幻想的な雰囲気が漂っていた。路面もすべてびしょ濡れだ。カブトムシを探しながら、カサメリに向かう。がっくりと肩を落として去る人、シートの上でゴロゴロする人、思い思いにしっとりとカサメリをすごす。
霧は晴れることなく漂い続けた。不思議と「漁師の娘」と「金わら」だけが登れる状態だった。私は漁師の娘にリードでトライ。カチに届き、少しねばるがきれてフォール。トップロープでトライしてみる。核心が少しずつ近く感じるようになった。他はびしょ濡れだし、何となくのんびりモードで、今日はこの2本のみとし、カニ探しに出かけた。カニはいなかったが、水生昆虫が多く見られた。冬は雪に閉ざされるというのに逞しいものだ。
最後に宇塚が、金わらに取り付く。足の位置を修正し、核心に届くようになった。その上もホールドを見つけ、まったく先がみえなかった金わらに、少し解決の糸口が見つかったようだ。
この濃霧が、かえって気持ちをニュートラルにさせるのかもしれない。
夜のキャンプ場もまた濃霧に覆われ、明け方は木々から落ちる雫が雨のようだった。

濃霧と午後からの雨を考慮し、撤収しやすい不動沢へ。
宇塚が百獣の王をRP。続いて大ちゃん。百獣の王ってなにー！？と言いながら百獣の王に取り付く。傾斜とホールドの遠さに涙を流しながらも、ガストンとアンダーを繰り出し、大人を驚かせつつ2ピン目まで頑張った。私も傾斜と今までにない、長く蛇行したルートに涙を流しつつ、無事回収。大きくキレイな岩のど真ん中のルート。南さんが好みそうなパターンだなぁと思う。時間はかかるだろえが、目標ルートのひとつとしたい。
少し早かったが撤収し、沢でダム工事ごっこをして遊んでかえった。
楽しみしていたジビエ料理は残念ながらお休みだった。
湿度MAXな山行となったが、それなりに収穫もあり、楽しい時間を過ごすことができた。

ひとりでロープを結べました！でも確認はしっかり。

記：宇塚あ