小川山 屋根岩南稜-小川山レイバック他

日程

2022/06/05-06

山域

奥秩父

メンバー

L加藤智、望月

目的

フリークライミング

行程

2022/06/05(晴時々曇)
9:30 廻り目平駐車場 - 11:00 屋根岩2峰南稜取り付き - 14:30 2峰終了点 - 16:00 駐車場

甲斐駒周辺の沢や岩稜に行くにあたり避けては通れない花崗岩。
クラックやスラブの練習に小川山に行った。

初日はマルチピッチルートとして、簡単そうな屋根岩2峰南稜ルートを選択した。パノラマルートを逆走したためか取り付きをみつけるまで時間がかかる。1、2、4、5、6pを加藤、3、7pを望月で登攀開始。
1p目加藤リード 簡単なスラブで立木でビレイ
2p目加藤リード 本来カンテ上を直上するらしいが、右側のスラブ壁にボルトが3本あったのでそちらに導かれるも異様に難しい。時間がもったいないので早々にフリー突破を諦めヌンチャクを中心に振り子トラバース。壁の右側のルンゼから木登りで上に上がる(下から上がってきたガイドパーティによれば、ここは正規ルートではないとのことだった)。
3p目望月リード 簡単なピッチではあるがやたらランナウトする。立木にスリングやカムを使って支点を取る。立木でビレイ
4p目加藤リード 歩きピッチだが、大岩を乗っこした先のトラバースは崖。リードのビレイは必須でセカンドのビレイも支点がとれず微妙。
5p目加藤リード 立木に向かってトラバース気味に右上。バンドを上るところがハーケン支点で微妙。
6p目加藤リード セレクションと合流。クラックからフェースチックなスラブ。支点豊富で安心ピッチ
7p目望月リード セレクションは混んでいたので簡単な岩登りで頂上へ抜ける。立木でビレイ

終了点付近にあるワイヤーケーブルを辿り歩いて下山を試みるも道がザレていて危険と判断。枯れた松を支点に50mの懸垂下降。懸垂は3峰とのコル方向に斜めに降りないと50mでは降りられません。

この日の夜は焚き火とスエーデントーチでカレー鍋を作り、キャンプっぽい夜を過ごした。

2022/06/06(晴時々曇)
7:30 小川山レイバック 11:00 - 13:00 ガマスラブ14:30

クラックとスラブの練習として小川山レイバックとガマスラブ周辺を選択。
望月には終始黙っていたが、この日降ろしたてのトーテムカムとインスティンクトレースの性能をテストしたかったからである。
加藤は1年ぶりに小川山レイバックを恐る恐るリード。TRをはって1人3から4本登った。最初は怖がっていた望月だが、ノーテンでトップアウト。次のリードにつながったと思う。終了点の上にミツバチが営巣していて、途中からブンブンとうるさい。トーテムカムの効きも確認できたので頃合いを見てガマスラブに移動する。

ガマスラブではブレイブハート10aにTRを張り、靴の感触を確かめながらあれやこれやとムーブを探った。望月もノーテンでトップアウトしスラブの足捌きにだいぶ慣れてきたようだった。雨が降ってきたらスラブの支点回収は困難になることを予想して、雲行きを見て早めに退散。

帰りは信州峠をとおって瑞牆に向かい、最近リニューアルオープンしたというみずがき食事処という食堂に立ち寄る。お目当てだった蕎麦はすでに取り扱いをしておらず鹿肉ハンバーグとピザを注文することとなった。

記:加藤智

過去の山行記録