青海の岩場

日程

2022/06/04

山域

奥多摩

メンバー

L宇塚、宇塚あ、大ちゃん

目的

フリークライミング

行程

2022/06/04(晴)
8:30安曇野発 - 11:00青海の岩場着着 - 15:30撤収

不安定なお天気のせいか、冬の岩場がひと区切りついたせいか、ふたりともガッツリ岩な気分ではなかった。幸か不幸か太平洋側に雨マークがついている。そこで、ちょこっと登って日本海を楽しもう!企画に変更となった。行き先は新潟県にある青海の岩場だ。
一般的に、石灰岩は染み出しが多く冬場がシーズン。かたや冬の悪天が有名な日本海。登れるチャンスがぼぼないと伝え聞く、いろんな意味で貴重な岩場にチャンスが巡ってきた。
青海の岩場は海沿いから15分ほど内陸に入った道路沿いで、地理的には明神山の裏側あたりだ。アプローチはゼロ。川を挟んだ向こう岸にも大きな壁がたっていて、時おりカモシカとアルパインクライマーが登っているらしい。
初めての岩場はどうしてもドギマギしてしまうが、到着すると地元のクライマーが快く受け入れてくれた。
手はじめに5.9に取り付く。宇塚がグレードの割には厳しいかも、と。私もとりあえずとりついてみる。手足がジワリとくる石灰岩の独特な感じに緊張してガチガチ。迷っているうちにワンテン。2便目でRP。あとからグッドアップスタンドアップ10cだったことに気付く。
その後、宇塚はすぐに感覚を取り戻したのかサスペリア11bをマスターOS、続いてタイムトンネル12aに取り付く。核心の一本指の保持でフォールした時に指が切れてしまい、何度かやり直すも指が限界に達して敗退。地元クライマーとどうしても指が切れちゃう問題についてしばし盛り上がっていた。貴重な岩場に宿題が残ってしまったが、なかなか充実感のあるルートだったそうだ。
宇塚の今後の課題は、中指も鍛えておくこと。そうすれば人差し指が切れてもスペアの中指が残っている!と自分の閃めきにキラめいていた。
青海の岩場はこじんまりとしているが、貴重な石灰岩の岩場で、家から2時間少々でいける。またひとつ楽しめる岩場が増えたことが今回、何よりの収穫となった。

余談だが、よく一緒に登っている子連れクライマー家族と、この岩場でばったり出会い、その後は初めての日本海を親子ともども存分に楽しみました。

記:宇塚あ

過去の山行記録