奥秩父豆焼沢

日程

2022/05/29

山域

奥秩父

メンバー

L加藤智、望月

目的

沢登り

行程

2022/05/29(晴)
5:30出会いの丘 - 6:10作業道 - 6:30入渓 - 9:30すだれ状の滝 - 11:00 50m大滝 - 13:30両門の滝 - 15:30雁坂小屋 - 18:30林道終点 - 19:00出会いの丘

前週の竜喰谷に引き続き、奥秩父の沢へ。名渓と言われている豆焼沢が気になり、自身の技術レベルから考えると、難しい沢とは思いつつ、加藤にお願いして一緒に行ってもらうことになった。行程の長い日帰り沢になるため、出合いの丘で前夜泊し、早朝から出発。朝の沢はさぞかし寒いのだろうと心配していたが、この日は5月ながら都心では気温30度超えの猛暑日。絶好の沢日和になった。

時間短縮のため、ヘリポート脇の作業道を通って、トオの滝より下流部はショートカットし、サクッと進む作戦。が、作業道を見逃し、思わぬところで40分のロス。入渓前にいい汗をかいて、気持ちよく沢登りがスタートできた、ということにしておく。

明るい渓相で、連続する綺麗な小滝に癒されながらも、さすが2級上なだけあって、私の技術レベルでは、なかなか簡単には登らせてもらえない。悪そうな滝は高巻きし、難しいところは、加藤にロープを出してもらい、セカンドで登る。特に、大滝の少し手前に出てくる、10m程のすだれ状の滝には、かなり苦戦した(他の記録などを後から見返すと、巻いている人が多そうなので、無理して登ることはないかもしれない)。リードの加藤がスリングであぶみを設置してはくれたものの、あぶみに乗った後の足が見つからず。滝シャワーを浴びながら、試行錯誤したせいで、大分時間も体力も使ってしまった。セカンドの時は、時間をかけずに登れるようにしていきたい。 その後の大滝は、潔く巻道を選択。トポによれば、巻道は明瞭らしいが、私の感覚では迷う場面もあり、沢登りの経験がまだまだ足らないなと感じた。大滝の巻きが終わる頃には、お昼が過ぎ、段々と時間がなくなってくる。しかも、巻いている途中、望月は足を木の根っこに引っ掛け、つまづき、その反動でハンマーを沢に落としてしまう。回収でさらにロスタイム発生。。加藤Lのタイムキーパーが厳しくなる中、体力切れで、一向にペースの上がらない望月。リーダーの焦りをひしひしと感じながら、なんとか豆焼沢のハイライトとなる両門の滝に着く。50mのナメ滝、疲れてない時に見たら癒しなのだろうが、この時は、いつこの滝は終わるのだろうということばかり考えていた。両門の滝以降も小滝が連続するが、倒木でガレているのと、下山時間の兼ね合いを考えて、いいところで、尾根沿いを歩き、詰めていった。下山は雁坂小屋経由で黒岩尾根登山道を行く。ひたすらダラダラ長い下山道でだれてくるうえ、夕方近くなっても猛暑で暑く足取りは重い。結局、合計で13時間行動の沢登りとなった。日帰りの場合、メンタル面の核心は下りかもしれない。

下山で疲れ切ってしまったものの、全体を通して、豆焼沢は綺麗でまた行きたいと思わせてくれる沢だった。今回の沢登りで、技術がまだまだ足りないことを突きつけられたので、レベルアップして、またいつか挑戦したい。

記:望月

過去の山行記録