2022/05/21-22
鳥海山
前田、柏木
春山スキー
2022/05/21(晴一時曇)
祓川登山口から
前田:足の状況を見ながら七ツ釜避難小屋を目指す
祓川駐車場6:50 - 七ツ釜避難小屋8:10~20 - 祓川駐車場10:40
柏木:七高山山頂からスキー下降を目指す
祓川駐車場6:50 - 七ツ釜避難小屋7:50 - 七高山12:00~40 - 祓川駐車場13:40
コロナ禍でなかなか出来なかった鳥海山山スキーを2018年5月以来、4年ぶりに実行した。メンバーは今まで毎年恒例行事として参加していた前田さんとである。
金曜夜発、1日目(土曜日)は祓川駐車場到着後、朝食をとってから登山準備を整えて登山口で計画書をポストに投函してからスキーを履き柏木先行で前田さんと登行開始する。雪の状況は前回来た時より多い。鳥海山山頂を目指し雪上歩きと絶景を楽しみながらまた、10月末で仕事をリタイヤする事を思いながらひたすら七高山までスキー板を滑らせ登る。
傾斜の緩いところをコース取りし、疲れがたまらないようにゆっくり登りやっと頂上に到着。少し時間はかかったが70歳を前に登頂できたことに感謝する。頂上で昼食をとり、大パノラマを目に焼き付け、記念写真を撮ってからスキーのシールを外して下降を開始する。七合目までは雪の状態が良く滑りやすかったが避難小屋からの下は雨で雪面が削られ溝が何本も出来て筋状になり膝への負担が酷かった。膝がよれよれになる前に駐車場まで下降することが出来た。前田さんはスキーでの下山は諦め、スキーを担いで下山したことを下りてから聞いた。スキーやシール、靴を整理し1日目の山行を終了した。
宿泊場所へ向かう道筋では、車道脇の水芭蕉や木々の新緑、田植えの始まったばかりの水田に映った逆さ鳥海山を見ることが出来た。象潟の日帰り温泉(ねむの丘)で汗を流し、夕食の買い出しをして宿泊場所町営鉾立山荘へ向かう。山荘では長野からの山スキー愛好家(テレマークスキーインストラクター他)や登山者等宿泊者は3組だった。消灯時間までスキー談義で話しが盛り上がる。
2022/05/22(曇)
鉾立登山口から御浜小屋
鉾立登山口7:40 - 見晴台8:00 - 1450m付近8:45雷雲発生のため下山決定→鉾立駐車場9:20
2日目は柏木が象潟側のスキーコース御浜小屋に向けて鉾立登山口の残雪端からスキーを履いて登行開始。結局、見晴台から上は雪が切れて板を担いで登る事になる。稲倉岳と谷筋の2段の滝、登山道脇に咲く名前の分からない高山植物の花(イワカガミ、シラネアオイ?)を見ながら残雪の下降ルートを探しながら登っていく。御浜小屋が見え始めたころ山頂に雲が出始める。また、雷雲が出てきたのでこれより上に行くのを諦め下りることにした。
小雨が降り始め、少し霞んだ日本海の長い海岸線と、にかほ高原の風車を見ながら前田さんが待っている駐車場に戻り今回の山行を終了した。充実して大変楽しいスキー山行であった。体力がつづく限り鳥海山春山スキーを続けたいと思っている。
記:柏木