甲府幕岩、瑞牆

日程

2022/05/07-08

山域

奥秩父

メンバー

L藤田、喜多、斉藤、瀧濱、岸川、吉田

目的

フリークライミング

行程

2022/05/07(晴)

都内は雨が降っていたが、移動するにつれ天気は回復し、山域に到着すると快晴となった。
甲府幕岩の岩場は、GW最後の週末ということもあり大変賑わっていた。
まずは、2組に分かれてそれぞれスタートする。

喜多、斉藤、瀧濱は、イエローマウンテン5.9、わささび5.10b、秘密の岩園5.10c、ピリカ5.10b/c ダーティクライマーズ5.11b(斎藤のみ)
少し離れた場所にいたが、それぞれ安定して登攀している様子が伺えた。

吉田は藤田の指導、岸川のアドバイスのもと、動物がイッパイ10b、ナベちゃん5.8、イエローマウンテン5.9を登った。
岸川はとても安定しており、岩の感触やどこに手や足を置いたらいいか、自分で丁寧に考えていたのが印象的だった。
わたしは藤田が岩に付けた目印を目安にトップロープで登る。最終的に疑似リードでナベちゃん5.8を挑戦させていただいた。
藤田は、12cのルートをトライ。16時くらいまで岩場で楽しく過ごした。

その後、温泉に入り、キャンプ場へ移動。
途中、小雨が降ることもあったが、藤田が用意してくれた鍋やカレーチキンを美味しくいただいた。
食事や雑談を通して、信頼関係がより深まったと思う。
0時前になり、明日の予定もあるので就寝。1日目が終了した。

2022/05/08(晴)

2日目は瑞牆キャンプ場でストレッチなどした後モツランドへ向かう。

この日の吉田の目標は、TRの回収を習得すること。
藤田指導のもと、たぬきで足置きやホールドの持ち方も学びながら、終了点回収を何度か繰り返す。

喜多は1日目の疲れを少し感じつつ、アップ後レーザーズエッジにトライ。 惜しくもRPとはならなかったが、今回TRでノーテンで登れているので、次回に期待!

斉藤と瀧濱は、かずのこ(10d)、めんたいこ(11b)を登れたようだ。
たぬきにいた私たちのところまで斉藤の気合いの声が届き、楽しんでいることが伝わってきた。

藤田は、吉田、岸川へのレクチャーの合間に、ミルキーDX(12b)を登る。
ミルクミルクの最終クリップあたりから右にトラバースしルーフを越えるルートで、 ルーフを越えたあとのスラブが悪いらしくそこでムーブをいろいろ試していた。
私はビレイしながら、ルーフの回収やビレイの仕方を勉強させてもらうことができた。

自分のことだけ長くなってしまうのだが、 たぬきでアップのあと、ミルクミルク(10b)をまずはTRで、ムーブを探る。
藤田からのアドバイスもあり、固まったところでいざリードをしてみると、TRでやった通りにできず、使わないと決めたホールドを使ってみたり、使うホールドを飛ばしてしまったり、再現力のなさが露呈。当然そんな状態でRPできるわけもなく、最後の1手が取れず落ちる。
頭の中で整理し、リード2本目は順調に登って終了点にクリップしたら、なんと中指がゲートに挟まってしまい抜こうともがくが抜けない。
どうしようかと焦ったギリギリのところで中指が抜けて、その抜けた勢いでそのまま終了点にぶら下がる。
とても危ういRPとなった。指がゲートに取り残されなくてよかった。
クリップが下手なことは以前から自覚があり、ジムでのアップの時でさえ、中指がゲートに引っかかっることがある。直さなければと思っていながらそれを放置していた結果だ。藤田にクリップを見てもらったら、そもそもクリップの仕方に問題があることが分かった。クリップの仕方も教わり、スムーズなクリップの感覚を体験。それはこの2日間で一番の収穫かもしれない。

ホールドの選び方や足の使い方、所作、RPまでの組み立て方など、学びの多い充実した2日間だった。
また、数年ぶりに雲稜メンバーでキャンプ&クライミングができて、とても楽しかった。

記:吉田、岸川

過去の山行記録