八ヶ岳 赤岳南峰リッジ

日程

2021/01/29

山域

八ヶ岳連峰

メンバー

L加藤智、宮脇

目的

雪稜登攀

行程

2021/01/29(曇後晴)
美濃戸5:15-6:50行者小屋7:10-8:45赤岳南峰リッジ取付き-11:00赤岳山頂-11:15赤岳展望荘11:30-11:40地蔵尾根分岐-12:10行者小屋12:30-13:30美濃戸

赤岳南峰リッジは、文三郎道の阿弥陀方面へ大きく折れ曲がるあたりから直上して取り付く、何本かの岩尾根の総称である。 左から左稜、ルンゼ、中央稜などと複数に分かれ、いまいち判然としない稜線ではあるが、フリーでどこでもガシガシ登れるため、アルパイン初級者のルートファインディングルートとしてはお手頃である。

天候は明け方は晴れ、10時ごろから雲がかかる予報であったので、前日に八ヶ岳山荘で車中泊。美濃戸から一気に登って降りてきた。気温は朝の時点でマイナス15℃程度でそれほど厳しくはなかったが、登攀中は時折吹く20m/s程度の風に、全身が冷える。 ダブルアックスを使って雪壁から雪稜へ、コンテニュアスを交えて4ピッチで赤岳山頂にダイレクト。そのまま地蔵尾根まで歩いて下山した。

新人といえども、山歩きに慣れている宮脇はスタスタと軽快である。一方の自分は、体力の低下を著しく感じた。ここ数年、薄々と感じていたが、寄る年波には抗えない。年齢を考えると、これから盛り返すことに思いを巡らすよりも、どうやってこの体力低下と付き合っていくかを真剣に考える方が得策の様だ。

行者小屋では、偶然だが高校の同級生と卒業以来に遭遇した。最近は山を趣味としているらしい。八ヶ岳に来ると毎回誰か知り合いと会うことができる。同じ趣味を共にする冬の社交場だ。

記:加藤智

過去の山行記録