会山行八ヶ岳（行者～赤岳～横岳～硫黄～行者）

日程

2022/01/09-10

山域

八ヶ岳連峰

メンバー

L喜多、宮脇、中村

目的

雪山歩行訓練

行程

南八ヶ岳の王道周回コースにて雪山歩行訓練。行者をベースとし、文三郎尾根から赤岳～硫黄岳へ向かう反時計回りのルートをとった。八ヶ岳では正月以来、全く雪が降っていないようだ。先週はモフモフの新雪がたっぷりだったが、今週はだいぶ雪が減り、しっかりと踏み固められていて非常に歩きやすい。同じ映画は2度3度観ると飽きてしまうが、日々刻々と変化する山は、何度来ても飽きない。

行者へ向かう途中、南沢小滝・大滝を見学した。小滝は右半分の下部は岩が露出している。大滝も初めて見る宮脇にとっては圧巻であったが、成長度合いはソコソコのようだった。どちらもなかなかの賑わいよう。加藤の言う「セロトニン」なるものが溢れる空間だ。皆の脳から溢れるセロトニンに触れ、アイス欲が掻き立てられる。

幕営後は女子3人、キュンキュンの恋バナに花‥は咲かなかったが、鍋をつつきながらお上品に(？)お酒を嗜みながら楽しい夜を過ごし、20時には就寝。

翌日は比較的気温も高く風も穏やかで、始終申し分ない天気。南、中央、北アルプス、富士山、妙高方面の山々と、360度の大絶景と大雲海を楽しみながら歩く。毎年訪れている喜多も、こんなに最高のコンディションは滅多にないと言うほど。我々の日頃の行いの賜物であろう。
歩きながら喜多から、あれが阿弥陀北西稜、あそこが大同心雲稜ルート、あれが小同心クラック‥などど、八ヶ岳のメジャーバリエーションルートやその取り付きへの分岐を教わった。次週予定している赤岳主稜の取り付きやルートの予習もでき、ありがたい。
中村もアイゼンワークや修正すべき歩き方の癖を教わったりしながら、2日で20kmを超える行程を歩ききることができ、心のモヤが晴れたようだ。

入会前に何度か歩いているルートではあるが、バリエーションに関心を持った今、喜多の話しを聴きながら歩く南八ヶ岳には、今まで知らなかった魅力的で奥深い世界が広がっていた。きっと今後何回も何十回も訪れることになるだろう。これからが楽しみだ。

記：宮脇