稲子岳 南壁 左カンテ

日程

2019/12/22

山域

北八ヶ岳

メンバー

L坂本、R加藤(智)

目的

アイゼン登攀練習

行程

2019/12/22(曇)
6:30稲子湯 - 8:00みどり池 - 9:00左カンテ取り付き - 11:00終了点 - 12:15みどり池12:30 - 13:15稲子湯下山

冬シーズンの到来にアルパインミックスの練習をしようと坂本に相談し、比較的暖かいであろう稲子岳 南壁に向かった。計画をしていた12月頭から、暖かい日が続いていて嫌な予感しかしなかったが、実際に行ってみるとまるで晩秋の様相。雪は皆無である。どうもテンションが上がらないが、アイゼンでの登攀訓練に気持ちを切り替え、取り付きに向かう。 アイゼンを装着し、奇数ピッチ 坂本、偶数ピッチ 加藤で登攀開始。

左カンテ

1P目、赤いハーケンが打っているスラブの1枚岩からスタート。いきなり150cmくらいのトラバースからの1手が微妙で嫌な感じがする。その後はカンテというよりルンゼっぽいところを登攀して終了[35m]

2P目、ガレた岩のカンテを登攀。露出感は出てくるが、フットホールドも多く、快適な空中散歩[25m]

3P目、出だし2mくらい右にトラバースするところは下が切れていて怖い。その後チムニーに入り、バック&フットなどを駆使して体をあげる。ザレた岩場を歩きながら適当な岩にスリングをかけて終了点とする。[35m]

4P目、核心ピッチ。足元がすっぱり切れ落ちたところからチムニーに入りながら、最後は細かいフットホールドにアイゼンの前爪をかけて露出感の高い岩をマントル返し。適当な岩に150のスリングをかけて終了点とする。[15m]

下山は稲子岳を中山峠方面に降りて、一般道を利用しみどり池に1時間ほど。

ルート自体は高度感も少なく、アプローチも2時間程度で初心者向けと感じた。アイゼンでの登攀は簡単なスラブでも足がすっぽ抜けそうな恐怖感があるが、きちんと足を置けば細い溝や細かいホールドにも乗れることがわかった。

反省点として、取り付き手前のトイレタイムで落としたのか、ビレイ直前にグローブが無いことに気づき、坂本を3分ほど待たせてしまったことだ。アルパインではビレイグローブにも、リーシュコードをつけておくよう心がけたい。

記:加藤(智)

過去の山行記録