2016年10月8日 谷川岳集中 一ノ倉周遊


日程:2016/10/8
山域:谷川、一ノ倉
目的:岩歩き
メンバー:前田、河野、岸川、山崎、柳下、斉藤、野島、津嶋
7:10谷川岳ロープウェイ臨時駐車場→8:20一の倉沢出合→9:00ひょんぐり岩→ハーネス装着、一ノ倉偵察→9:40下山開始→11:00一ノ倉出合→(大休止)→12:30出発→13:20資料館

前日、赤城高原SAに集合、総勢14名の大所帯。私が見た中で、過去最大の人数だった。

1日目一ノ倉周遊組、馬蹄形縦走組、一ノ倉南稜組は谷川岳ロープウェイの駐車場へ移動。

しかし、駐車場が朝7時まで閉鎖となっていたため、ロープウェイの臨時駐車場で幕営することになった。

翌朝、6:00ころ馬蹄形縦走組は出発。

雨天が予想されたため、一ノ倉南稜組は一ノ倉周遊に参加することとなり、総勢8名で7:10駐車場を出発。

雨天の場合は、ひょんぐりの滝までの予定であった。出発時点では、雨は降っていなかったが、指導センターを過ぎてしばらくしてポツリポツリ、一旦止んで、またポツリポツリといった具合。

翌日マチガ沢に行く際に通る厳剛新道を横目に見ながら、一ノ倉沢へ進む。8:20一ノ倉出合に到着。

雨も上がっており、コンディションはまずまず。一ノ倉の全景の観察もそこそこに沢を上がることになった。

雨は上がっていたものの、岩は濡れており、非常に滑る。皆、「足もとが悪い」と言いながら進んでいった。なめになっているところは、足を滑らすと沢に落ちて全身ずぶ濡れになると思われた。

最初の滝は左から登る。これも滑りそうだ。経験豊富な岸川さんがどうぞどうぞとトップに祭りあげられ、登る。

つづいて7人がぞろぞろと登る。登りきったらボサの中を歩く。泥が荒れていて、少し登り辛い。少し歩くと今日の終着点となってしまうであろうひょんぐり岩に到着。

ザックと自分のセルフビレーを取る。どうする?ひょんぐりの滝を降りる?少しそんな話をして、降りるのはやめた。

そのあとは、一ノ倉を偵察。私を含め、新人メンバーのほとんどは、一ノ倉は初見だ。今日行くはずだったルートを代表に説明して頂いた。

最初はガスが衝立岩上部を覆っていたが、時々ガスが取れ、巨大な様相を呈した。

おおっ、やはり近くで見ると、迫力が違う!

雲稜パーティのほかには、衝立岩正面に取り付くパーティと中央稜テールリッジあたりにパーティがいた。衝立岩に取り付いている姿を見て、私も含め、新人は唖然。河野さんから「衝立岩に登ろうなど、とんでもないことは考えちゃいけない」という冗談が飛ぶ。

晴れたら周遊したかったが、後髪を引かれる気持ちで下山を開始。滝は大事を取って、懸垂下降で降りる。ナメも乾いてきていて、フリクションが効く。朝からこれくらい乾いていたら行けたのに。11:00に一ノ倉出合に到着。

一ノ倉出合で藤さんと石橋さんとばったり遭遇。偉大なクライマーに挨拶させて頂く。

一ノ倉を振り返って見る。一ノ倉は、先ほどより暗い雰囲気をまとい、悪魔の沢の様。皆で記念写真を取った。12:30ころ一ノ倉出合を出発。13:20に資料館に着くころには、日差しが差していた。

感想:
今年はポテンシャルの高い新人に触発された山行参加が多いものの、普段山行参加回数が少ない不良登山家の私が一ノ倉に行けるチャンスはなかなかないということで密かに楽しみにしていた一ノ倉周遊でした。残念ながら雨により、ひょんぐりの滝までの山行となってしまいましたが、代表が山行出発まえに仰っていた「一ノ倉の雰囲気」を感じてほしいという目的を十分に果たした山行になりました。今度は天気の良い日に一ノ倉沢に入ってみたいものです。雨の日は、滑っておっかないことがよくわかりました。代表、河野さん、ご指導ありがとうございました。(記:津嶋)

   
前夜発、駐車場にて、   
   
  一ノ倉出合から 
   
ひょんぐりから   
   
   
   
下山時の懸垂   
   
   
   
  雨模様でも一ノ倉出合は人が多い 
   
  一ノ倉出合で藤さん、石橋さんと出会って