会山行 笛吹川東沢本谷&ホラノ貝ゴルジュ

メンバー

10名

日程

2025年7月5日

行程

7月5日(晴)本谷隊:4名
西沢渓谷入口 8:40 二俣吊橋 9:15 本谷F1 10:00-11:25 ホラの貝入り口 12:30 ホラの貝F1 13:00-13:45 山ノ神 15:25 乙女の滝 16:10 幕営地 17:00

連日続く猛暑のなか、7月の会山行となる笛吹川東沢遡行を実施した。 今回は2パーティに分かれての遡行で、一方はホラの貝ゴルジュを目指すパーティ(以下ゴルジュ隊)、もう一方は本谷を進むパーティ(以下本谷隊)だった。
自分にとって今年初の沢登りであり、ワクワクが止まらない。

二俣吊橋から沢床に降りて、鶏冠谷出合までみんなで歩く。そこから各パーティに分かれた後も、本谷隊はそのまま沢床を進む。渓相はゴルジュ的な様相を呈してきて、すぐに本日のメインとなるF1に出くわす。高さはないものの滝幅が広く、水量も多く威圧感がある。

突破の作戦としては、自分が空身でリードし、荷物を引き上げた後、後続は中間支点で確保しつつアブミを使って登ってもらう算段だった。
出発が遅れていたため、急いで登ろうと思い、荷物を降ろして側壁のクラックめがけて滝つぼにジャンプ。水流に戻されそうになるが、思ったよりスムーズに壁をキャッチして登り始める。クラックは滑るものの、小さな足場を拾いつつ登り切る。

少し歩いて立ち木で終了点を構築し、ザックを荷揚げ、後続の引き上げを開始。
しかし作戦が甘かった。水流が強く、全装では後続がうまく上がってこられない。また終了点から滝の中の様子が見えず、意思疎通もうまくいかない。
身振り手振りでなんとかコミュニケーションをとり、全員分のザックを先に荷揚げすることにしたが、ここで大きく時間を浪費。さらに自分が設置したプロテクションも少なく、エイドも難しくなってしまった。

メンバーが登ってくる順を調整しつつ、自分は一度取り付きまで戻り、もう一本ロープを垂らす。先行隊との集合時間の兼ね合いもあり、やむを得ず一部メンバーには側壁を巻いてもらう。事前にしっかり作戦を立て、全ザックを早めに荷揚げしていれば、もっとスムーズにF1を突破できただろう。自分の力不足を痛感した。

反省点は多いものの、F1突破後も遡行は続く。小滝を越え、水路を泳いだりしながら、楽しい時間が続く。時間の都合もあり、適当な場所で巻き道に上がり、ホラの貝ゴルジュの入り口に進むと、ゴルジュ隊の2人が直立で待機中。ホラ貝の“洗濯機”を前に佇む姿がシュールで面白い。どうやらゴルジュ隊はこの先で苦戦中の様子だった。

せっかくなので、本谷隊もクライミングシューズを履いてホラの貝F1で遊んでみる。核心トラバースの側壁には小さなホールドが点在し、とてもエキサイティング。1人は盛大にドボンするも、次は無事フリーで突破。別のメンバーは一撃で抜けるなど盛り上がった。

ここまででかなり満足だったが、まだ甲武信ヶ岳までは道のりが長い。
ゴルジュ隊と合流後、再び遡行を開始。大きな滝や難所はないものの、渡渉と泳ぎ、巨岩越えの繰り返し。
あるメンバーは泳ぎも得意で沢歩きも慣れている様子。別のメンバーは水への恐怖心がややあり、かなり歩きづらそうだった。長い行程に加え初めての沢登りで大変だったはずだが、弱音を吐くことなく着実に歩みを進めており、本当に素晴らしいと思った。

パーティ全体で一丸となり、16:00に乙女の滝に到着。全員で相談の結果、予定していた幕営地まで進むのは厳しいと判断し、少し下った幕営適地まで下降。

本谷パーティのリーダーとして、様々な反省点はあったが、それでもやはり山は楽しいと感じさせてくれる、素晴らしい週末だった。

行程

7月5日(晴)ゴルジュ隊:6名
道の駅みとみ第二駐車場 8:40 鶏冠谷出合 9:35 ホラノ貝ゴルジュ入口 10:10〜10:40 F1 10:50 F2 11:55 F3 12:20 F4 13:10 ホラノ貝ゴルジュ出口 13:30 ホラノ貝ゴルジュ入口 13:40

釜ノ沢は、自分が初めて沢登りを経験した思い出深い沢であり、その時に見たホラノ貝ゴルジュは「いつか遡行してみたい」と強く思った場所だった。今回、ついに会山行としてその機会を得ることができた。

新人の2名はF1からは登らず入口で待機し、遡行にはメンバー4名のみで臨んだ。
F1ではトップが左岸の側壁をバックロープで登り、セカンド以降はフィックスロープにアブミをかけて、水線左側を人工登攀で突破。
釜ノ沢全体のフリクションが効くスラブとは異なり、ホラノ貝ゴルジュの側壁や滝の落ち口は非常にぬめっており、トップを担当したメンバーは2度滝壺に落ちてしまった。しかし、バックロープに助けられて水流に巻き込まれることなく取り付きに戻ることができ、3度目の挑戦で無事突破。

F2は水流が強まる中、右岸の岩陰を突っ張りながら進み、小滝は左岸側のクラック沿いに登って突破。
F3では、一人が右岸から水線沿いに登り、他の3名は左岸から若干高巻き気味に登って、落ち口へは立ち木を使って懸垂下降で降りた。
F4は左岸の側壁にあるホールドを頼りに一人が先行し、安定した場所から後続3名をロープで引き上げる形で突破。そのままゴルジュを抜けることができた。

下山時は同じルートを沢沿いに下降し、F1落口に残置していたロープと支点を回収しながら入口まで戻った。

初めてホラノ貝ゴルジュを目にしたのは2016年8月。それから約9年を経て、ついに遡行を果たすことができ、感慨深い山行となった。

山域

奥秩父

山行形態

過去の山行記録

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