西沢渓谷釜ノ沢東俣

日程

2022/08/06-07

山域

奥秩父

メンバー

L藤田、喜多、吉田

目的

沢登り

行程

2022/08/06(曇時々雨)
8:45西沢渓谷入口バス停-9:30鶏冠谷出合-10:11清兵衛沢F1-10:20ホラノ貝ゴルジュF1-10:50鷹見岩前沢F1-11:15山ノ神 -12:30東のナメ沢-12:55西のナメ沢-14:00釜の沢-魚留の滝-15:45分両門ノ滝-宿泊地

1泊2日の沢登り。わたしにとっては4回目の沢登りだ。前日からの雨の影響を気にしていたが、入渓地点では大きく荒れた様子もない。
早々に沢の服に着替えて3人で奥地を目指した。
進むうちに沢の水量や倒木が増えていく。普段は巻かなくて済む箇所も初心者のわたしがいることもあり、巻いて先へ進んだ。
綺麗な翡翠のような色をした釜のナメ沢で休憩をとり、魚留の滝は左の巻きを登った。ここから比較的強い雨が降り始めた。
千畳のナメ沢の両端に茶色の苔が生えており、つるつると滑る。茶色の苔を避けて水量の強い箇所を選んで歩いた。
野猿の滝、両門の滝も水量が多く天候も不安定なため巻いて先へ進む。巻道も荒れていてロープを出してもらうことも多々あった。
1,700m付近の適地で宿泊。魚留の滝から降り出した雨も止んだ。
濡れた薪しか無い中で、藤田が焚火をしてくれた。濡れた薪に火が付くとは到底思えなかったから、とても驚いたし、 暗闇の中で揺れる炎を見ていると1日の疲れが軽くなった気がして安心した。その夜は、夕食とお酒を楽しんで早々に就寝。

2022/08/07(曇時々雨)
9時甲武信小屋-10時甲武信ヶ岳-10時40分戸渡尾根分岐-12時徳ちゃん新道分岐-14時徳ちゃん新道登山口-14時近丸新道登山口

3時半に起き、朝ご飯を食べてから出発。1日目よりも断然2日目の天気がいい。 三段のナメや木賊沢を進み、最後はご褒美のラストナメ!ご褒美のナメを登りきるとポンプ小屋が見え、甲武信小屋に到着。 荷物をデポし日本百名山甲部信ヶ岳の山頂へ。ガスで何も見えなかったが、たまに見える山の中腹を見ながら「あの中を歩いたんだな」と思うと感慨深かった。

沢を登ると川の一生の一部を知ることができて、個人的にとても楽しく嬉しい。
1915年や1917年(大正時代!)に、この沢を遡行した田部氏の冒険についての本があるようなので読んでみたいと思う。

1泊2日の沢登りにご一緒してくださったお2人に心から感謝です。

記:吉田

過去の山行記録