西沢渓谷東沢本流下部

日程

2022/08/06

山域

奥秩父

メンバー

L加藤智、桂野、宮脇

目的

沢登り

行程

2022/08/06(曇)
8:50西沢渓谷駐車場-11:15ホラノ貝ゴルジュ入口13:00-14:35西沢渓谷駐車場

ホラノ貝のゴルジュを目指して、西沢渓谷東沢へ。猛暑から一転、この日は一気に気温が下がり、前日の雨で水量も多い。沢日和とは言えなかった。
が、泳ぎ沢はすごく楽しい。自分は昔から水泳の授業で2がつくほどの運動音痴だが、ライフジャケットを着ていると気持ちよく泳げる。前衛F1の滝は巻き、国内屈指と言われる花崗岩の渓谷美と水を楽しみながらホラノ貝入り口へ。エメラルドグリーンのプールをはさみ、狭まったゴルジュの奥に除く核心のスラブ滝。滝の真下まで泳いで取りつくが、この日の水が多すぎ、水流が強すぎで、スラブに上がれない。昨年の8月はここを難なく突破している加藤も、泳ぎの得意な桂野(最近は週2で娘さんとプールに通っているらしい)も、トライしては水圧に負けて押し流される。そうしているうちにだんだん身体が冷えてきて、一度岸まで戻る。加藤は凄く悔しそうにしながらも、攻略法を分析していたようだ。もう一回、出撃。今度は加藤が1発でスラブの乗り上げに成功。ロープで繋がっていた自分を引っ張ってくれるが、滝の強い水流から足を上げきれず、敗退。ホラノ貝に到達出来なかった。せっかくの加藤の粘りのトライを無駄にしてしまい申し訳ない。
悔しながらも十分に楽しみ水から上がるが、その後も寒さが増してくる。同ルートの下降を開始するも、身体がカチカチで動きが鈍い。沢遡行をやめ、左岸の巻道から下山することに。おかげで下山した頃には身体が元通りになっていたが、低体温症一歩手前であった。
少し気温が低い沢、特に泳ぎ沢では、真夏でもいとも容易に低体温症になる、ということを実感することができ、良い経験となった。

塩山の中華食堂でお腹いっぱい食べて心と体を温め、車中で桂野と加藤の夫婦漫才を楽しみながら、八ヶ岳へ向かった。

記:宮脇

過去の山行記録