2021/12/18
奥多摩
L桂野、藤田、山崎、宮脇、中村、吉田
岩登り、アイゼントレーニング、ロープワーク訓練
2021/12/18(晴)
08:10分鳩ノ巣駅集合 - 9:00練習開始 - 16:00練習終了
17日から南下した寒気の影響で白毛門雪山登山が奥多摩バットレスでのトレーニングに変更となった。
前日まで山域を悩んでくださったリーダーにとても感謝しています。
奥多摩バットレスまでの道のりは前日の強い風と寒気の影響で登山道は落ち葉や枝だらけ、沢も心なしか水量が多く見える。
以前からではあるようだが崩壊が進んでおり丸太の橋などは見るからに危険で歩くことはできなさそうだ。
現地では、藤田、中村、吉田。桂野、山崎、宮脇の2グループに分かれて訓練をおこなった。
このためここでは藤田グループについて記載していく。
到着しまず、ロープでエイトノットの結び方やどのようにするとうまく結びやすいか藤田から指導を受ける。
各自練習用のロープを貰い、何度も繰り返し練習する。
その後は、ロープの束ね方とほどき方についてレクチャーを受ける。実際に見たり、記録として残して復習できるように動画にも残させていただいた。
いくつかのロープワークを丁寧に指導を受けたのち、岩場に向かったのは12時過ぎ。
沢沿いは冷蔵庫のように寒かったが、岩場は陽が差し暖かだった。
まず藤田が一般ルートを登り支柱になる木に支点を作る。
その時にビレイしたが足元が不安定で傍が崖であるような場所ではビレイする側も安全のため周りの木などに自分を固定する必要があることを学んだ。
支点からの高さは15メートルほどだろうか。
そこを中村と吉田が交代しながら登っていった。
足を置いたらいい場所や手をかけたらいい場所にチョークで目印をつけてくれている。それを参考に登っていく。
何度かのトライで吉田は支点まで到着。はじめて目標地点まで登ることができた。
中村も初めての外岩だが、半分は登れていた。
藤田からだいたい5.10くらいの岩だと教えてもらい嬉しい。
その後は懸垂下降の練習を崖でおこなった。道がない草や木が生い茂る場所でもすいすいと懸垂下降で藤田は降りていく。
懸垂下降の仕方や右足にロープを絡ませて身体を保持しその後ロープを外して降りていく方法、懸垂下降後に到着したらどうすればいいかについてもレクチャーを繰り返し受ける。
16時近くなり辺りは次第に暗くなり「今日はありがとうございました」と藤田に伝えると、まだ安全地帯じゃないから終わりじゃないということを教えてもらう。
技術点でも精神面でも学びの多い日だと感じた。
ヘッドライトをつけて沢沿いを戻る際、メンバーにロープや鎖に環付きカラビナとスリングで安全を確保しながら移動する方法を教えていただく。
寒さと疲労で疲れている中も、代表やリーダーを含めた先輩方は新人を適切にフォローしてくださった。
今回学んだロープワークを繰り返し自宅でも練習し、これからの山行に活かしていきたい。
記:吉田