大無間山ハイキング

日程

2021/111/27-28

山域

静岡県赤石山脈南部

メンバー

宮脇、他1

目的

南アルプス ピークハント

行程

2021/11/27(晴)
11:00田代登山口(諏訪神社脇) - 13:30小無間小屋

大無間山(2,330)は、南アルプス赤石山脈の深南部の、日本二百名山。
名前がカッコいいので、以前から気になっていた。
田代側の登山口からのピストンで17km強、累積標高2500弱。数値だけ見れば日帰りもできそうだが、季節と危険箇所(大崩落地)があることを考慮して、避難小屋1泊の余裕持った工程とすることにした。

宿泊適地の小無間避難小屋までは3時間ほどで到着してしまうため、割振りが難しい。検討したプランは3つ。

A:1日目にのんびり避難小屋まで、2日目に山頂ピストンして下山。
B:1日目に避難小屋に荷物デポ、その日のうちに山頂ピストンして、2日目はのんびり下山。
C:前夜到着次第、寝ずに小屋までナイトハイク

Bプランで計画し、日曜日にのんびり温泉入って渋滞前に早々と帰っちゃおう、ということになった。1日目の出発時刻は3:30に設定。 登山口に夜中の0:30頃到着し(深南部と言われるだけのことはある。高速降りてからがめちゃくちゃ遠い!)ヘッデンを首にスタンバイして仮眠。
目が覚めると‥
あれ?明るい?‥
まさかの、登山口での大寝坊。時刻6:30。

‥がーん。Bプラン破れたり。全ては冬用シュラフが快適すぎるせいだ…。急遽、Aプランに変更。

小屋まではせいぜい3.2kmだが、そこまでで標高を1000m以上稼ぐ。テン泊装備+水4リットル(この山には水場が無い!)での急登はなかなかキツい。桂野との雨乞岳歩荷トレや、先週の立山での歩行訓練で教わったことを思い出しながらの、良いトレーニングになった。
晴れていたが、避難小屋到着時には気温氷点下、冷たい風もビュービュー。非常に寒かったので、小屋の中でテントを張った。1日目は時間がたっぷりあるので、昼寝して、17時頃からチマチマ飲みながら食事。アルコールを飛ばしたスパイス入りのホットワインで身体を温めて就寝。

2021/11/28(晴)
3:25小無間小屋 - 5:25小無間山5:35 - 7:40大無間山8:00 - 9:30小無間山9:40 - 10:35鋸歯10:45 - 11:15小無間小屋12:20 - 14:30田代登山口

2:30に起きると、風がピタッと止んでいる。よし!今度こそ3:30に出発。日の出前に大崩落地に到着してしまうのが少し心配だったが、ゆっくり慎重に通過。他はずっと樹林帯の中を歩くが、急登急坂平坦地と、変化にとみ楽しい。時たま、富士山や、真っ白な光岳聖岳、荒川三山等南アルプスの山々の美しい眺望もある。帰りの崩落地は、細い残地ロープ3本を束ねて掴んで、懸垂もどきで通過。
冬のキリっとした空気の中、2日間誰にも会うことなく、(さすが深南部!)気持ちの良い山歩きを楽しめた。

今回、寝坊による計画変更をLINEに入れた時、喜多から「焦らないで落ち着いて!」とメッセージが。焦ると何かしらスットンキョウなことをやらかす自分の性格を案じての一言だろう。その一言を胸に留めて、深呼吸して山に入った。おかげで何事もなく、その後は順調な山行であった。ありがとうございました。

記:宮脇

過去の山行記録