瑞牆山、十一面岩正面壁「ベルジュエール5.11b/10P」に行ってきた。
登攀中、終始において前後パーティーはおらず私達のペースで登ることが出来た
パーティー編成はすべてのピッチで「リード藤田、セカンド秋山、サード斉藤」で登攀
過去のベルジュエール登攀の経験者は藤田のみ、秋山と斉藤は初めて。
藤田は危なげなく安定した登攀。3P、7P、8P目の終了点はトポに頼らず、藤田が過去の登攀でベターと判断した場所で各ピッチを切った。
秋山はグレードの高い登攀にかなり苦戦。エイドを駆使して登攀する。斉藤はA0で登攀スピードアップを図る
1P目:5.11bのフリークライミング。下からのオブザベでは途中のハング超えが核心に見えるがその先のスラブも難しい。スラブはポケット、チョーク跡が見える右上のラインではなく左にトラバースが弱点のライン。
3P目:終了点はロープの流れを考慮してトポ指定場よりだいぶ先の場所で切る。
5P目:見栄えの良い大フレークをクライミング。ザックにしまったカム#5,#6はここから先のピッチで使用した。#5,#6はそれぞれ1個をクラック内でズラしながら使用した。フレークの抜け口、ズラしながら使っていた#6がスタックしてしまい回収に20分ほどタイムロスする。このピッチは#6は使わずに#5だけでも大丈夫かもしれない。
6P目:チムニー登攀はザックを背負わずハーネスにぶら下げて登る。チムニー内は下部で#6を使うが、途中はプロテクションが取れないのでランナウトする
7P目:ベルジュエールを登らず、ベルジュエール左側にある「秋1番ルート」を登った。終了点はロープの流れを考慮してトポ指定場より手前で切る。
8P目:終了点はロープの流れを考慮してトポ指定場より先の場所で切る。
10P目:トポでは5.8となっているが、ややかぶったクラックはグレードよりも悪く感じる。
ピークからの下降は10P目をロープ1本を折り返して使い懸垂下降、その先は下降路を歩いて取付きまで行けます。下降路の途中は残置ロープで懸垂下降をする箇所がある。
装備
50mロープ×2
カム キャメロット#0.3~#4×2セット+#5,#6
中小2個のザック。3人分の靴、5P目まで使用しないカム#5と#6、ペットボトルの水などを詰め込む。
(記 秋山)