2018年1月4日-7日 冬合宿 爺が岳東尾根
 


前半組

日程 2018/1/4-7
メンバー L秋山、坂本、柳下、桂野、原
山域 北アルプス 後立山連峰 爺ヶ岳東尾根~鹿島槍ヶ岳

後半組

日 程 : 2018/1/5夜初 - 2018/1/8
山 域 :北アルプス 後立山連峰 爺ヶ岳東尾根
メ ン バー: L 山崎、野水(山行L)、瀧濱、榎田一、加藤智
前半組

1/4(曇)駐車場8:30ー10:00 1270m 10:10ー10:43 1468m 10:56ー12:10 1670m 12:20ー13:38 1852m 13:45ー14:51 1990m幕営地
1/5(曇)幕営地6:30ー7:25 2235m 7:30ー9:00 2388m 9:20ー9:41 P1 9:50ー11:30 撤退ー12:03 2430m 12:20ー13:15 2095m幕営地
1/6(雪)停滞
1/7(曇後晴) 幕営地5:00-5:23撤退地点-5:50幕営地9:30-11:00撤退地点 -12:20駐車場

1/4
前夜22時三鷹駅にて、前田代表に見送られて出発。道の駅にて仮眠後、鹿島山荘駐車場で身支度をして行動を開始した。
鹿島山荘で登山計画書を提出し急登を進む。雪面には歩幅の大きいトレースがあった。
1990mでは2名パーティがテントを設営中だった。その近くに設営することとし、雪を掘って壁を作りテントを設置した。
夕食は食当桂野のおかげでおいしいすき焼きを食して就寝した。

1/5
4時に起床して朝食をとるなどしていたら、5時に先行パーティーが出発。私たちはテントの撤収や身支度に時間がかかり、6時半に冷池山荘を目指して出発した。
途中ナイフリッジのトラバースに秋山から慎重に進むよう指示があった。
P1を出発すると西方向からの風が強く吹きつけ、トレースも無くなった。坂本、桂野、柳下で交代しながら膝上ぐらいのラッセルを行う。
強風の中を奮闘したがあと200mのところで撤退することとした。

1/6
天候が日中から大きく崩れる予報のため、爺ヶ岳往復の予定で3時に起床した。
朝食を取り素早く身支度を済ませたが、強風が吹き稜線が見えない。
天候の回復が見られず、停滞を決定した。テントで桂野は昇任試験の勉強に励んでいたことを特筆しておく。
強風に備えてテントまわりの壁を積み直したりしていると雪が降り始めた。
夜中にはテント周囲が積雪で埋もれてきたため、風雪の中を桂野と坂本が除雪をしてくれた。

1/7
3時起床、爺ヶ岳に登頂後下山する予定で行動を開始した。
ヘッドライトをつけワカンとアイゼンを装着して進んでいく。雪面は締まって歩きやすいが、時折猛烈な風におもわずよろけそうになり耐風姿勢をとる。
しばらく進んでいったが、秋山が撤退の判断をし引き返すこととした。
テントで暖を取っていると次第に明るくなっていき、美しい朝日と雪山風景を見られることが出来た。
テントを撤収し、下山はアイゼンのみ装着して、後立山の景色を見納めながら進んだ。
途中、赤布の多い分岐で誤った方向に進みそうになったり、終盤はアイゼンに団子が何度も何度も出来て少し苦戦した。

結果としては敗退となりましたが、赤布などの設置するポイントを教えてもらったり、ラッセルを経験したり、悪天候時の行動やテント生活などの経験を積むことができました。
個人的には初めての冬合宿に不安がありましたが、秋山リーダーをはじめとするメンバーのおかげで無事に終えることができた。 (記:原)



後半組

1/5 23:00新宿駅集合
1/6 2:30 道の駅安曇野松川着-3:00就寝- 6:30起床 -7:30鹿島山荘着-7:50オババの碑-10:30ジャンクションピーク-12:00P1-14:00幕営地着(2000m地点)
1/7 3:00起床-8:00出発-9:00P2-10:00矢沢の頭-11:50-爺ヶ岳山頂-12:40矢沢の頭-13:00P2-14:00幕営地
1/8 3:00起床-6:45出発-7:30ジャンクションピーク-9:00鹿島山荘

1/5
冬合宿後半組として東尾根から爺ヶ岳を目指した。
駐車場で前夜泊とし、早朝鹿島山荘に駐車し登頂を開始した。
山崎、野水曰く、最初の急登も雪が残っていて3月の残雪期よりも歩きやすいとのこと。自分は慣れていないせいもあり足元が覚束ず、ステップが決まらずズルズルと一向に体が上がらない。
余計な運動をしたせいで体が暑い。ジャンクションピークにでると、樹林帯ながらも風を感じるようになる。その先は風で舞つもった雪が30cmほど。四人組が先行していて、途中まではトレースがありほどなくしてP1にたどり着く。
鹿島槍チームが天候不良でP1にて幕営している情報が共有されていたので、連絡を取り合って合流した。
夜間は風がうるさくテントを揺らすたびに結露した水がテント内を跳ね回る。
翌日のアタックに一抹の不安を胸に抱きながらシュラフに潜り込んだ。

1/6
3時起床もまだ風は止まない。鹿島槍チームは身支度を整え、強風の中飛び出して行ったのが天幕を通して伝わる。
我々も身支度を整え、風が小康状態になるのを見計らう。
小一時間しないうちに先発隊が帰ってくる。
先の小ピークを越えると風が強いため引き返してきたとのこと。
6時30分ごろ外をみると風は強いが空は晴れているので、我々はいけるところまで行くことにする。本山行で初めて爺ヶ岳をそばに従える真っ白な双耳峰の姿を視界に捉え、鼓動の高まりを抑えられない。
途中P2の先のリッジまでは時折突風が吹きバランスを崩しやすく慎重に進む。しかし矢沢の頭に出ると風は収まりほぼ無風状態となる。昨日から先行していた四人組が頂上直下までトレースをつけていたので、500mほど稜線漫歩を楽しむ。最高の気分。
四人組はワカンを持参していなくて、傾斜がきつくなるところで停滞している様子。積雪は膝上10cmくらい。
我々がラッセルを代わるように申し出、5人で各自20mずつほど高度を稼ぎ、吹き溜まりを抜けた。頂上付近は雪が締まっていて程なく頂上へ達した。初めて顔をだした剱岳の巨大な山容に圧倒される。その後注意して幕営地へ下山した。

1/7
早朝は曇っているが気温はそれほど低くなかった。天気が崩れる前に撤収し、9時に下山した。   (記:加藤智)

前半組 
   
   
   
   
   
   
   
     


後半組