2017年12月30日-2018年1月2日 南八ヶ岳
 


日 程 : 2017/12/30 - 2018/1/2
山 域 : 八ヶ岳 赤岳・横岳・硫黄岳・阿弥陀岳
目 的 : 雪山歩きに慣れる、八ヶ岳の地形把握
メ ン バー: L 野水、榎田一
天 気:12/30【晴れ】 12/31日【晴れ・曇り】、1/1日【晴れ】、1/2【曇り】
【30日(土)】
新宿(特急あずさ)7:00 - 9:08茅野駅9:30 - 10:08美濃戸口10:25 - 14:00赤岳鉱泉
赤岳鉱泉までの移動で当日は終了。
【31日(日)】
赤岳鉱泉6:12 - 7:40硫黄岳 - 8:50横岳 - 10:16赤岳 - 11:15行者小屋 - 12:00赤岳鉱泉
【1日(日)】
赤岳鉱泉8:00 - ジョウゴ沢 - 12:53赤岳鉱泉 - 13:30峰の松目沢 - 15:00赤岳鉱泉
【2日(日)】
行者小屋6:10 - 8:56阿弥陀岳 - 10:45行者小屋 - 11:00小滝・大滝 - 13:15美濃戸口

【31日(日)】
前日から今日の天気はあまり良くなく午後からさらに天気がくずれてくるとの情報と榎田一の力量をふまえ当初予定していた赤岳-横岳-硫黄岳のコースから硫黄岳-横岳のコースに変更。

今回、榎田にとってすべてがはじめての山となり不安な面もあったが要所要所で野水Lが止まって山容の説明やこれから行く地形・注意点などを事前に指導頂き不安なく歩くことが出来た。

途中、硫黄岳から横岳の間で風速20mはあるのではないかという風に常時吹かれた。
立っているのがやっとであり、正直心の中で「これはなかなかだな」と不安な気持ちをつぶやいていた。

横岳に到着しある程度のいいペースで登れたこと、到着時間、天気がまだしばらく持ちそうなことを確認し赤岳まで行くことを決定。
稜線歩き、はしごなど野水さんの歩き方をみながら慎重に歩いて行く。11時前には赤岳に到着。


【1日(日)】
アイスクライミングをするためジョウゴ沢に向け出発。
ジョウゴ沢に到着後、榎田にとってはじめてのアイスクライミングとなりまずは野水さんから、バイルの振り方や刃をいれる氷のポイントを指導して頂きトップロープでアイスクライミングをした。

縦爪2本のアイゼンで挑戦するが、榎田のやり方が良くないのか氷を蹴っても氷を削っている感触で、氷に刺さっている感触がなかなかない。
その間にも、無駄に腕で支えているせいかすぐに力がはいらない状態になってしまった。

午後は峰の松目沢に行き、野水さんより引き続きアイスクライミングの指導をして頂いた。
榎田でも登れそうなところを選んで頂き、野水さんトップでリード形式で登攀した。

午前指導して頂いたことと、比較的傾斜が緩いところを選んで頂いたので怖さなく登ることが出来た。


【2日(日)】
天気は曇り、行者小屋から山を見上げるもガスで曇っている。
行者小屋から文三郎尾根に上がり赤岳・阿弥陀岳分岐にて中岳へ向かう。

分岐から中岳間など常時10mほどの風に吹かれながら歩みをすすめて行くが、前々日の風を経験したおかげで怖さなく歩くことが出来た。中岳を通り阿弥陀岳の鎖場や急な傾斜など常時ポイントで野水に注意・指導して頂きながら登って行く。雪が少なく嫌な感じで岩も隠している箇所に難しさを感じた。
阿弥陀岳に到着するもガスと風で景色を楽しむことは出来なかったが、冬の阿弥陀岳に登れたことはとても嬉しかった。

下山開始も先ほど登ってきた箇所を上から見るとキレているように見え、登った時よりも数倍も難しさを感じた。

野水に細かく指示してもらいながらも、自分でも慎重に手をおき、アイゼンをかけ降りて行き核心部・危険個所を無事降りることができた。
赤岳・阿弥陀岳分岐まで着き、文三郎尾根から赤岳を登る案も出たが天候・風、行って戻ってくる時間を考慮し行者小屋に下山することにした。

この日が最終日であり、美濃戸口への下山途中で小滝・大滝を野水に案内してもらう。
大滝の真ん中は大きく凍っており、また予想以上に大きくここをリードで登っていくのはとても体力がいるだろうなと思った。

体力面・アイゼンでの歩き方・岩稜歩きなどまだまだ力不足であることを実感したものの年末年始を冬の八ヶ岳で過ごすことができたこと、20mの風を体験できたこと、阿弥陀岳の際どい箇所を体験出来たこと野水Lのご指導で怪我無く経験することが出来ました。