2017年12月2日-3日 会山行 富士山雪上訓練


日 程 : 2017/12/2~3
山 域 : 富士山
目 的 : 雪上訓練
メ ン バー: L 山崎、野水、渡辺三、原、兵頭、篠崎、桂野、榎田一
天 気:2日【晴れ】、3日【晴れ】

2日(土) 9:43富士山5合目駐車場→10:16佐藤小屋テント場→12:00富士山7合目(雪上訓練開始)15:15→16:29佐藤小屋テント場
3日(日) 3:30起床 佐藤小屋テント場5:30→10:00富士山8合目(3400m付近)10:05→12:05佐藤小屋テント場12:40→13:55馬返し駐車場

2日(土)
山崎カー、渡辺三カー組でそれぞれ出発。途中談合坂SAにて落ち合い富士山に向けて出発。
予定としては、馬返し駐車場から五合目佐藤小屋テン場に上がる予定であったが道路の状態がよく富士スバルラインが営業しているとのこと、今回の主目的である雪上訓練に十分な時間を充てるべく五合目までは富士スバルラインにて上がることにした。

五合目駐車場まであっという間に上がることが出来たが、一つ予想な問題が発生。五合目駐車場への駐車は営業時間内までで日をまたいで車を駐車することができないとのこと、仕方なく雪上訓練指導者の野水さん、訓練受講者 原、篠崎、兵頭、榎田を残し山崎、渡辺三には馬返し駐車場まで戻って頂き、再度馬返し駐車場から5合目まで登り返してもらうこととなった。

5合目に残ったメンバーで、佐藤小屋テント場にてテント設営をし早々に雪上訓練の準備に取り掛かる。
野水さんの指示により、雪上訓練に持っていくもの、何かあった時のために必要な装備の確認があり慣れで装備確認を個人だけにまかせず、ダブルチェックの上でみんなで確認することが大事なのだと感じた。

装備確認後、雪上訓練ができるポイントまで佐藤小屋テント場を出発。
7合目付近にて適当な場所を見つけたため、アイゼンを装着し雪上訓練を開始。

まずは、野水の指導のもと歩行訓練を開始、フラットフィッティングでの歩行、トラバース時の歩行や斜面に対する爪の向け方、方向転換時のピッケルの持ち替えや足運び、直登時の歩行やキックステップを学びました。
個人的には雪が積もった環境でのアイゼン歩行は初めてでしたので、気を引き締めつつも憧れていた環境にいることがとても嬉しかったです。
歩行訓練後は、野水さんから滑落停止とスタンディングアックスビレイの方法を指導頂きました。
始めは、私含めみんなも少し滑落停止に恐怖を感じていたように思うが少しづつ感覚をつかみ各々滑落停止の練習を重ねていました。
スタンディングアックスビレイの練習では、私が野水をビレイし野水が滑落を想定し体重をかけたとき、支点の作り方、雪の状態が良くなかったのか
足元から持っていかれてしまい、派手に転んでしまいました。
ビレイに適した雪の状態をよく見ることが大切なのだと感じ、また雪上訓練にてうまくいかない場合を事前に体験出来るのはとても大切なことだと感じました。
この日は3時間ほどの雪上訓練を実施し佐藤小屋テント場に下山した。

3日(日)
桂野が私用のため途中参加となったが、5:15分には佐藤小屋テント場にて合流出来た。

この日も雪上訓練を主目的とし、5:30頃に出発。

前日の雪上訓練により、そこまでの恐さなくアイゼン歩行をすることができた。
初心者の私にとっては前日に入念に指導して頂いたことが力になったのだと感じました。
高度に慣れることも今回の雪上訓練の目的の一つであったため天候、雪の状態を見て無理のない範囲で頂上をめざすこととなった。
標高を上げるごとに呼吸を整えるのが難しくなっているように感じた。今回桂野とは初めての山行となったが、はじめての私にも呼吸の方法やアイゼン歩行など後ろから丁寧に指導頂きました。桂野は、疲れてる僕の後ろでとても元気そうでした。

やはり高度をあげるごとに他のメンバーのペースも落ちてきたため10時リミットで行けるところまで行くこととなった。

最後はリーダーの山崎を先頭に標高を上げていくが、山崎さんのペースについていくことが出来ずペースを上げて歩行する大変さを痛感しました。

期限の10時で到着できたのは8.5合目付近でした。
登頂できなかったのは残念でしたが、またひとつ自分に足りないことに気づくことが出来たのは大きな収穫だと感じました。

今回、会山行を取りまとめて頂いたリーダーの山崎、雪上訓練にて色々とご指導頂いた野水、歩行・呼吸方法等を指導頂いた桂野、そして一緒に雪上訓練に励んだ、原さん、兵頭さん、篠崎さんに感謝致します。
ありがとうございました。
また、個人的ではありますが車中で色々な山の話を聴かせて頂き、自分が知らない綺麗な山があることを教えて頂いた渡辺さんに感謝致します。

(記:榎田一)