2017年11月25日-26日 八ヶ岳 天狗尾根


日程:2017/11/25-26
山域:八ヶ岳
メンバー:L柳下、瀧濱、桂野、岡 計4名
11/25(曇り) 美し森無料駐車場11:40 → 13:44出合小屋泊 → 19:00就寝

11/26(快晴) 出合小屋05:30 → 5:40本谷・赤岳沢分岐 → 10:02天狗尾根 大天狗12:29 → 13:00稜線 →13:50キレット小屋14:00→15:00ツルネ → 16:30ツルネ東稜取付き点→17:00出合小屋18:00 → 19:30美し森無料駐車場

11/25 

林道と地獄谷を辿り約2時間で出合小屋へ到着。
出合小屋は高根山岳会が管理している無人のプレハブ小屋である。
トイレやストーブがあるが隙間風が寒いので中でテントを貼ると快適だった。
天狗尾根の取りつきを確認し、早々に就寝。

11/26

赤岳沢を少し登ったところから天狗尾根に取り付く。
基本的に尾根筋を外れることがなくトレースや赤布を確認しながら、急登を進んでいく。
やがてヤセ尾根となり、富士山、権現東稜、旭岳東稜、ツルネ東稜などを見ることができた。

「カニのハサミ」の基部に到着するも強風が吹き荒れていた。
引き返すか検討したが、最終的にはリーダー判断のもと巻ける所は基本的に巻くこととし、12時をタイムリミットに進むこととした。

カニのハサミは左から容易に巻く。
カニのハサミを通過するとすぐに第1岩峰となる。ホールドや立木も豊富のためフリーで通過。
続く第2岩峰は瀧濱がリードで直登し、第2岩峰上から大天狗への岩稜は桂野がリードで直登すると、正面に核心部となる大天狗が見えてきた。

一般的には右から巻くとなっていたが、新雪のため足場が不安定で強風も酷く、大天狗を直登することにした。
大天狗も桂野がリードするも1手悪いところがあり苦戦。
その後支点に辿り着くも強風が吹き荒れ声が通らず、コミュニケーションがとれず待機することとなり時間がかかってしまった。
大天狗からは20mの懸垂下降。なお左手奥から5mほど慎重にクライムダウンしても巻道に出ることが可能とのことだ。
小天狗は左側から巻く。稜線までの最後の急登では想定外の積雪。太腿までのラッセルとなった。
登山道に出るもガレ場が続き、また新雪が根付いてなく何度も木の根っこに足をとられ慎重に下山していくこととなった。

天狗尾根はバリエーションルート入門とのことだが、登攀も1手悪い所があったり、アイゼンワークやルーファイなど慎重を期す部分もあり
久しぶりの山行となった僕にはとても良いトレーニングとった。
今後も経験を積み、行けるルートや可能性を広げていきたいと思う      (記:岡)