2017年7月22日-23日 7月会山行 西丹沢の沢


日程:2017/7/22-23
山域:西丹沢の沢
目的:沢登り
メンバー:L瀧濱、SL柳下、二宮、渡辺三、藤田、秋山、長谷、岡、坂本、原、山﨑、津嶋(22日のみ)
人数が多いため、2チームに分け行動。夜は合流とした。
  Aチーム(ザンザ洞本谷・ユーシン沢)…L瀧濱、藤田、津島、山崎、岡
  Bチーム(石小屋沢・小川谷)…L柳下、二宮、渡辺、秋山、長谷、坂本、原
     (2日目は二宮がAチームに移動となっている。)

Aチーム

1日目(晴のち曇)
場所:ザンザ洞本谷
メンバー:L藤田、瀧濱、岡、津嶋、山﨑
04:20駐車場05:20 - 07:30ユーシンロッジ08:10 - 08:40堰堤(ビバーク地)09:00 - 09:15石小屋沢出合09:25 - 10:15ザンザ洞本谷出合 - 10:25二ノ沢出合 -
11:30 10m2段目の滝12:20 - 12:30休憩(標高1050m)12:45 - 13:00象の鼻13:15 - 13:20四ノ沢出合 - 13:40大滝 - 14:00休憩(標高1225m分岐)14:10 -
14:30登山道(ザンザ洞キレット) - 15:05立石山15:20 - 16:00ユーシンロッジ

2日目(曇のち雨)
場所:ユーシン沢
メンバー:L藤田、二宮、瀧濱、岡、山﨑 ※津嶋さんは帰宅、代わりにBチームから二宮さんが加わった
04:00堰堤(ビバーク地)05:45 - 6:15檜洞沢とユーシン沢の分岐 - 6:25大滝(標高920m)6:50 - 7:10休憩(標高1010m)7:25 - 8:00標高1160m分岐
- 8:35登山道合流(休憩)8:55 - 朝日向尾根 - 11:20ユーシンロッジ11:50 - 14:10駐車場
玄倉バス停付近の無料駐車場で前夜泊。

7/22 石小屋沢出合にてBチームと別れて檜洞沢を遡行。順調にザンザ洞本谷出合~二ノ沢出合へと進む。
二ノ沢出合は二ノ沢側の滝を登攀し高巻きでザンザ洞本谷へ戻るルートになっている。

ロープを出し二ノ沢側の滝を藤田リードで登攀。
ヌメリがひどくいやらしい。全員無事に登攀し高巻の道を探すがどこも足場が悪い。

引き続きロープを出し進む。藤田リードで右岸のルンゼを進んでいると落石。
危うくビレイをしていた津嶋に直撃であった。この時にロープが破損したと思われる
(落石時、藤田の指示でロープを確認するが異常なし。その後、ごぼうで登りロープが伸びたことにより破損を確認)。

ルンゼはあきらめザンザ洞本谷と二ノ沢の間の尾根を高巻きしザンザ洞本谷へ戻る。

戻った直後に約10mの滝。藤田がリードで行くがヌメリがひどく叫びながら突破。山﨑はビレイをしていたがかなりの緊張であった。

その後は順調に進むが全体的に滝の登攀ではヌメリがひどい、また高巻きも足場が悪く非常にいやらしい沢であった。
下山道も登山道ではあるが、あまり人が入っていないようで状態はそれほど良くなかった。


7/23 Bチームから状況を聞き当初予定していた石小屋沢を中止してユーシン沢へ変更。

距離は長いがゆったりとした沢でのんびりと遡行。
標高920mにある大滝のみロープを出して登攀。ザンザ洞本谷同様にヌメリはあったが、厳しい箇所はなかった。
下山は朝日向尾根でユーシンロッジへ向かった。


藤田の沢における登攀方法や状況判断など大変勉強になった。
また山﨑が6人テントを持参することになっていたがポールを忘れてしまった。反省をし以後、気を付けます。
   (記:山﨑)

Bチーム

1日目(晴)
場所:石小屋沢
メンバー:L柳下、二宮、渡辺、秋山、長谷、坂本、原
04:20駐車場05:20 - 07:30ユーシンロッジ08:10 - 08:40堰堤(ビバーク地)09:00 - 09:15出合09:25 - 10:15逆層スラブ状12m滝11:00 - 12:00二段8m滝(標高940m)12:50 - 15:15堰堤(ビバーク地)

2日目(曇のち雨)
場所:小川谷
メンバー:L柳下、渡辺、秋山、長谷、坂本、原
04:00堰堤(ビバーク地)05:30 - 07:30ユーシンロッジと小川谷の分岐08:00 - 08:40入渓 - 12:40遡行終了(標高800m) - 14:20ユーシンロッジと小川谷の分岐14:30 - 14:50駐車場
玄倉バス停付近の無料駐車場より先へは車が通行止めとなっているため、玄倉からユーシンロッジまで歩いて移動しロッジで荷物をデポ。
そのまま全員でユーシン沢を進み標高815m地点の3m岩からBチームは石小屋沢へ入渓。

石小屋沢は終始水がなく、ほとんど人が入っていないこともあり滝はヌメリがひどく、巻道は落石必至の状態であった。
ルートの1/3ほど進んだ2段12mの滝の手前の2段8mの滝を登ったところで時間が足りないことが予測できたため敗退を決定。
来た道を懸垂下降で降りながらユーシン沢まで戻り、水浴びをしながらユーシンロッジへ戻った。

時間がかかった理由は以下2点。
 ・想定したより沢の状態が悪く、すべての滝や高巻きにおいてロープを出す必要があったこと
 ・さらに人数が多く、想定以上の時間を要したこと


2日目はザンザ洞本谷を遡行予定であったが、1日目に同沢を遡行したAチームからの情報共有で非常に状態が悪かったとのことで、急遽小川谷廊下へ行き先を変更した。

全員で朝食を済ませ、Aチームと別れて玄倉方面へ戻り、ユーシンロッジと小川谷の分岐の道路脇に荷物をデポ。
40分ほど歩いた橋手前の道路脇から急な斜面を下り、支沢手前の堰堤から入渓。
昨日とはうって変わり、水量が豊富な滝やゴルジュがあり、いたるところにハーケンやリングボルト、残置スリング、ロープがあり、初心者にも安心な楽しい沢である。
とはいえ人数を考慮したコースタイムを考えるとそこまでゆっくりする暇もなく、坂本がほぼ全てをトップで登攀し、スリングやロープなどでルート工作をし、先に先にと進み、崩落した堰堤の次の堰堤手前(標高800m地点)で遡行を終了した。

結果Aチームをそこまで待たせることなく駐車場にて合流することができた。

1日目は散々だったが、2日目は同行メンバーの登攀技術を考慮したルートファインディングや登攀をする良い経験となった。  (記:坂本)
   
   
                                     

ザンザ洞本谷

   
   
   
   
   
   
   
   
     



   
   

ユーシン沢

   
   
   
   
   
       

石小屋沢

   
   
 
   
   
   
   
   
       

小川谷