2017年7月16日-17日  魚野川源流


日 程 : 2017/7/16-17
山 域 : 志賀高原周辺 魚野川源流
目 的 : 剱岳チンネ中止のため慰さめ釣り山行
メ ン バー: L瀧濱、SL山崎、坂本
天 気:1日目曇り時々雨、2日目晴れ

7/16
起床6:00→出発7:00→大沼池7:50→小休止8:15→赤石山山頂9:20→小休止9:40→藪漕ぎスタート10:00→枝沢11:30→北ノ沢と南ノ沢出合15:00→焚き火ビバーク設営→釣り17:00→就寝21:00

7/17
起床5:00→出発6:00→釣り7:00→藪漕ぎスタート8:40→登山道10:40→11:00赤石山山頂→小休止11:30→大沼池12:00→小休止12:10→駐車場13:00

剱岳チンネ左稜線が悪天により中止になり、折角の連休を棒に振りたく、急遽代替えで魚野川源流へ行くことに。
最近坂本と瀧濱の釣り熱が高まっている事もある。
ここは、以前二宮が計画してくれた場所であり(雨で中止)、その時の計画書を参考にさせていただいた。また、相談にものっていただいた。
急遽変更となったため、3連休の1日目は準備日にあてた。天気に少し不安があったため、装備を取りに行くついでに萩原にもアドバイスを頂く。
その際、行く場所がどういった地形なのかを確認するのに加え、どういった地質なのかも知ることが山行を計画する上で参考になる事を教えていただいた。もし事務所に行く機会があれば、萩原が持っている地質図という地図を見せてもらうと面白いと思う。

16日は坂本の誕生日であった。本来はチンネに登り祝う予定だったのだが。。その代わりにと、岩魚の塩焼き、なめろう、渡辺三から伝授いただいた骨酒で祝うべく釣りへ向かった。
現地駐車場には僕ら以外誰もいなかった。トイレはとても綺麗。
翌朝、序盤にある大沼池の美しさに感動。中年男性3人でキャッキャした。赤石山の急登が思いのほか辛く苦しんだ。(瀧濱のみ)赤石山の頂上から見渡す景色は、霧がいい具合にかかっていた事で、人工物が全て隠れており、対して歩いてないのに山深さを感じるとても素晴らしいものだった。
その後に待っていた、根曲がり竹の藪漕ぎは想像を絶っした。しなった根曲がり竹がはね、ビシバシ顔に当たる、身体に容赦無く絡みつくは、かき分けるために根元を踏みつけると、ツルリと滑りひっくり返る。
脛は竹に打ち付け痛いし、たまに折れた竹がグサリと刺さる。
全身泥と根曲がり竹からでる白いよくわからない液体にまみれ、スピードも上がらずボロボロになりながら進む。
数時間360度深い根曲がり竹に囲まれ、薄暗い中進むのは気が狂いそうになった。
藪漕ぎにもコツはあり、なぜ漕ぐというのかが理解できた。大胸筋がパンプします。
またメンバーと上手く協力する事で幾分楽にはなる。経験としてはとてもいいものになったが、できればもう根曲がり竹の藪漕ぎはやりたくない。

本来下降予定としていた南ノ沢へのルートから根曲がり竹の生える向きに逆らい進む事を避け、左にそれて下降。
とりあえず沢筋に出たいが一心で高度を下げた。水の音に誘われ下降していくと枝沢にぶつかる。

沢は広い沢はではなく、こじんまりとしているものの、ナメもあり、滝もあり、植生も豊か。まるで盆栽のように美しい沢でした。歩いていると、時折ハーブのような良い香りを放つ植物、イワウチワも咲いていた。

北ノ沢と合流。そのまま南ノ沢との出合を目指し下降。南ノ沢と北ノ沢の出合に一段高くなっている良いビバークポイントがある。
藪漕ぎで大きく時間をロスし、釣りの時間があまりとれず。
ただ坂本と瀧濱でなんとか1匹づつ釣り上げ、坂本の誕生日に華を添える事ができた。
1匹は塩焼き、もう1匹は三枚におろし、なめろうと骨酒用に。なめろうは、大葉を入れる事で抜群に美味しくなる。


2日目は山崎も無事釣り上げる事ができた。
帰りはなるべく藪漕ぎを避けたいため、北ノ沢を遡上。がしかし、最後の詰め、登山道へ出るための藪漕ぎもこれまた辛かった。
数100m進むことがこんなに大変なものかのか。。この山行で1番テンションが上がったのは、みんなで岩魚を釣りあげた時より、藪から登山道に出れた時の喜びが勝った。