2017年7月1日-2日  奥秩父 笛吹川東沢釜の沢東俣


日程:2017年7月1日~2日雨
山域:奥秩父 笛吹川東沢 釜ノ沢東俣
メンバー:L岡、瀧濵、金子、山﨑
7/1(土) 8:50西沢渓谷駐車場-9:35鶏冠谷出合9:55-10:25ホラノ貝-14:45 魚止ノ滝直下
7/2(日) 5:20起床-7:15出発-8:25両門ノ滝9:20-13:00甲武信小屋13:30-17:00西沢渓谷駐車場

7/1 天候は雨。
昨日からの雨で沢もやや増水しているので様子をみながら進むか決めることに。
鶏冠谷出合で準備を整え入渓、雨が降り続いているが気温は高く寒さは感じない。
すぐに高巻きに入るが沢に戻るポイントの「山ノ神」に出会えず状況を見ながら沢へ戻れる場所を探した。
途中、足場が悪く懸垂をして沢へ戻る。天候も徐々に回復してきたので進むことを決定。

増水のため慎重に進んだので予定よりも時間がかかってしまう。当初の予定よりも手前の魚止ノ滝直下の高台でビバークすることに。
たき火をし、焼き肉を堪能して沢の夜を楽しみ就寝。深夜1時ごろ強く雨が降ってきたが翌朝には止んだ。


7/2 天候は曇り。寒さもない。
昨夜の雨で沢はやや増水しているが問題はなさそう。
行動時間や沢の状況などを考え遡行ルートを西股から東股へ変更することに。

魚止ノ滝を右岸から高巻き、千畳のナメを満喫しながら先に進み両門ノ滝へ到着。
岡、瀧濱は両門ノ滝の登攀に挑戦することに。
まずは瀧濱が途中まで高巻き、滝の上部から滝に入って登攀するも滑り滑落。滝は滑り台の様になっているため怪我もなく滝壷へ。
その様子をみて金子・山崎は登攀不可と判断し高巻くことにした。

岡は滝の下から登攀開始。絶妙なバランス感覚で登っていくが登り終えたところで転倒。

岡の顔から血が流れている。転倒した際に岩にぶつけて目の上を切ってしまったようだ。
ガーゼ・三角巾ですぐに応急措置をし止血するが、巻いた三角巾が邪魔をして片目が見えない。
岡は歩けるとのことだったので、メンバーで荷物を分担し先に進むことに。

途中、岡の様子をみつつ休憩しながら甲武信小屋に到着。

登攀具を片付け休憩をし、戸渡尾根~徳ちゃん新道で下山した。

下山後はすぐに病院へ行き診療。縫うほどの怪我であったが無事に下山できてよかったと思う。

怪我をした岡自身が冷静でいてくれたため我々も落ち着いて行動ができた。
改めて何頃にも落ち着いて行動する重要性を実感する山行であった。
また応急処置の知識についても学んでおきたいと思います。     (記:山﨑)