2017年6月10日-11日  会山行 三ッ峠


山域   : 御坂 三ッ峠
メンバー: L藤田、野島、二宮、斉藤、長谷(6/10のみ) 5名
        SL山崎、秋山、坂本、瀧濱、岡、金子、原、桂野、柳下 両日9名 計14名
10日 晴れ
各集合場所6:00ー8:30三ッ峠Pー9:30岩場15:40ー16:30三ッ峠Pー18:30亦楽荘
11日 曇り
起床4:30ー亦楽荘5:50ー7:18三ッ峠Pー835岩場16:10ー三ッ峠P

10日
三ッ峠の駐車場にて集合し、岩場に向けて出発。山荘に到着すると、富士山がきれいに見ることができた。

岩場に到着するとヘルメットを装着し、各自準備を始める。他のパーティーが多くいたり、一般登山者が通行するなどしていて混雑していました。
最初に藤田から、ロープのまとめ方やマルチピッチでの注意点を教わる。次にジャンピングでボルトの打ち方を実演してもらいました。その後パーティー分けをしてあぶみの練習とルートを登る。

あぶみはハシゴ型と三角型があり、あぶみに掛けた足をお尻の下に引き込み、一方の足で岩に突っ張りバランスが取れました。腕力を使うためすごく大変でした。

ルートは原は斉藤、長谷と中央カンテを登りました。長谷がトップ、セカンドを原、サード斉藤さんで登攀、
上部が混雑していたため3Pで時間切れとなり、懸垂下降して終了しました。

金子は二宮、秋山にエイトノット、インクノットの結び方、ビレイの方法や、セルフビレイの取り方について教えてもらい、一般ルート中央(Ⅳ+)を秋山トップ、セカンド金子、サード二宮で登攀。登り方の確認とヌンチャクの回収やセルフビレイの取り方を実践、懸垂下降までの流れを確認しました。

その後、滝濱ビレイでバイパス(5.8)をトップロープで登攀、一般ルート右(Ⅲ+)を山崎トップ、セカンド金子、サード柳下で登攀、懸垂下降のセット方法を実践しました。

1日目は終了。
下山して亦楽荘に着くと、小保方が焚き火をして待っていてくれました。
みんなでお肉たっぷりの鍋と焚き火焼きウィンナーをつつきながら、話に花が咲きました。


11日
坂本、瀧浜、原は、坂本トップで亀ルートへ。高度感あるトラバースやクラックの登りなどおもしろかった。
フォローで早く登れるように頑張りたい。

午後は原は秋山とリードの練習を行ないました。支点構築からフォローを引き上げ、懸垂下降のセットなどスムーズにできるようになりたいです。

岡、山崎、金子は午前は中央カンテ(Ⅲ、Ⅳ+、Ⅳ)へ。他の数パーティーで混雑しており、順番を待って山崎トップ、セカンド金子、サード岡の順で9時20分登攀開始。それぞれの役割や、声出し、ロープの処理、支点の作り方やセルフビレイの取り方、ヌンチャク、カムの回収、懸垂下降の準備のロープ処理などマルチピッチの流れを教わりながら登りました。懸垂下降して12時24分に終了。

休憩を入れ、午後は亀ルート(Ⅳ+、Ⅳ+、Ⅲ+、Ⅲ)へ。1時15分、岡トップ、セカンド金子、山崎サードの順で登攀開始。
午前中に教わった手順を踏まえて、セカンドの役割を復習しながら登りました。1ピッチごとに特徴の違う難しいルートで、岡、山崎にアドバイスしていただきながら、何とか登り切りました。懸垂下降して15時15分に終了。

原…初めてマルチピッチを経験して、覚えることが多く大変でしたが、高度感のある岩を登れることに楽しさを感じました。
もっとこれから経験を積んでいきたいと思います。

金子…アルパインクライミングやマルチピッチを初めて経験し、様々な動作を無駄がないように適格に行うことの難しさを実感しました。
1つ1つ丁寧にかつ迅速にできるよう、これから練習していきたいと思います。
体力面、精神面ともに、今後の自分の課題も明確になりました。雲稜会に入って初めての山行で、終始緊張していましたが、先輩方の厳しくも温かいご指導のもと、充実した2日間を過ごすことができました。   (記: 原、金子)

瀧濱…狙っていた逆Vは先行者がいて時間的に入ることができず残念でした。しかし、かわりに行った巨人ルート(瀧濱・坂本)でスラブをアブミを使用し登攀した事で、大ヤスリのイメージがつき、終わってみればとても満足な2日間でした。巨人ルート3ピッチ目は、リングボルトのリングがなくなっていて、直登は難しく、左から巻く事になりました。