2017年4月29日-30日 西上州 碧岩西稜・星穴岳


日程:2017/4/29-30
山域:西上州 碧岩西稜・星穴岳
メンバー:L岡、山崎
1日目碧岩西稜 晴れ 気温:11℃
駐車場08:15 → 08:40三段の滝 → 09:30取り付き部09:45 → 13:15碧岩13:35 → 14:30三段の滝 → 15:00駐車場
2日目星穴岳 晴れ
中之嶽神社駐車場7:15―7:40中ノ岳と西岳のコル下7:50―8:10西岳―9:20星穴岳9:30―10:10射抜き穴10:20―10:30結び穴10:40―11:35轟岩11:45―
11:55中之嶽神社駐車場

1日目
登山口~取り付き部、三段の滝を登りきり、沢を少し登った右岸のルンゼをつめる。小さなケルンがあるが、気をつけていないと見落としてしまう。ルンゼを50mほど登ると、岩の要塞のような壁が見えてくる。
1P目(10m)脆そうな岩壁(凹角)を登り西稜のリッジに出る。2P目(20m)リッジに沿って登る。3P目(30m)右のブッシュの凹角を登ると、傾斜の落ちたリッジに。目の高さにタカノス岩が見えてくる。4~5P目30分くらいブッシュの尾根歩きとなり、ロープが藪に引っかかったりして面倒なのでコンテで進む。上部岩壁1~2P目易しいリッジ。3P目クラックがはしる垂壁を左上して松の木テラスへ。4ピッチ目左のリッジに登ってから、やや右上へ。登りきると広いテラスとなる。実質的な登攀は終わりだが、山頂までアンザイレンのまま伸ばす。
あまり登られていないのか、なかなか記録が少ない。またルーファイが難しいとか、人によってピッチ数など大幅に異なり、
とりあえず行ってから考えることにしたが、特にルーファイも難しくなく、アプローチシューズで終始登ることができる易しいルートでした。
低山ならではの渋さがある本チャンでしたが、さまざまな記録から攻略するのではなく、
その場で判断して登ることができ良い経験となった。新人の練習には良い場所だと思います。   (記:岡)

2日目
西上州岩場めぐりの2日目。まずは一般登山道を進む。見晴らし台を通り過ぎ少し行くと看板(地図)のある分岐があり左へ。
さらに進んでいくと一般登山者進入禁止の注意書きと登山届けのポストを通りすぎる。ほどなくして中ノ岳と西岳のコル下へ到着。
休憩をしつつ登攀の準備をしてコルへとあがる。
コルから西岳への道はわかりやすく、途中2回の岩登りとリッジを渡り西岳へ。
西岳から懸垂下降をして降りるが怪しい踏み跡が多数あり下降点がわかりにくいので注意が必要。きちんと地図とコンパスで方角を確認するのがよい。
懸垂後はややいやらしいトラバースなどを繰り返し星穴岳へ。トラバース斜面にはフィックスロープが張ってあるが信用するのは危険な感じがする。星穴岳へ到着し休憩後、射抜き穴へ南面から懸垂下降開始。
最後10mくらいが空中懸垂になる。懸垂の着地ポイントの足場が悪いので注意が必要。射抜き穴を満喫して、再度懸垂下降で下へ。
懸垂降下ポイントにザックをデポし懸垂した斜面を見て左側のコルを登り結び穴へ。結び穴は非常に大きく圧巻であった。
ザックをデポした地点まで戻り下山開始。
コンパスと地図を確認して南東方向を目指す。沢が南向きのため沢に降りて行かないよう注意が必要。
斜面をトラバースしていくイメージで進む。ところどころにテープの目印はあるがコンパスで方角の確認をした方が確実である。
結び穴から1時間もかからずに轟岩へ。時間もあるので轟岩を登り景色を満喫して駐車場へ戻った。
短いコースの中に懸垂下降、リッジ、岩登りと色々な要素が入った楽しいコースであった。西上州の山々は奥が深そうなので、これからも挑戦していきたい。       (記:山﨑)