2017年4月1日-2日 赤岳西壁北峰リッジ(赤岳主稜)


日程:2017/4/1-2
山域:八ヶ岳 赤岳西壁北峰リッジ(赤岳主稜
メンバー:L渡辺(三)、SL岡、瀧濱
4/1(土)天候:雪のち晴れ 気温:-1℃ 赤岳山荘07:50 → 10:00中ノ行者小屋跡 → 12:04行者小屋(幕営) → 19:00就寝
4/2(日)天候:快晴 気温:-5℃ 04:00行者小屋05:35 → 07:30取り付き07:45 → 14:00赤岳頂上山荘14:10 → 14:10赤岳14:15 →
14:26文三郎尾根分岐 → 15:07行者小屋16:14 → 17:44赤岳山荘

4/1
先日、阿弥陀北陵を登った時に、ちょうど登っている人を見て、登りたいと思っていた。
先日の那須の雪崩事故、そして桜の開花もあってか入山者は誰もいない。
トレースはなく、想像以上に積雪があり、膝ほどのラッセルを瀧濱と交代で行者小屋へ向かう。
本来なら2時間で着くところ、倍の4時間もかかった。

取りつき部までのトラバースを確認しようと思っていたが、
雪がサラサラ過ぎて当日になってみないと分からないということで、早めに就寝することにした。

4/2
翌朝起きると雲ひとつない快晴だ。もちろんテン場には誰もいない。
取り付き部まで1時間ほどで到着予定だったが、この日もラッセルに時間がかかり倍の時間かかってしまった。
トラバースが危険だったら撤退と考えていたが、朝の冷え込みで適度に雪もしまり問題なく通過することができた。
1Pは出だしの3手程が難で、下部の核心である。雪がサラサラでピッケルは信用できず、アイゼンを確実に決めて乗っ越す。ピナクルでピッチを切る。2P はバンドを右上へ。回り込み終了点へ。5P は上部岩稜取付からロープが垂れており雪の中に埋まっている。遠く北アルプスを背に登っていく。終了点にペツルあり。6P は岩場を右上へ登って行く。ホールドはしっかりしており、ルート取りが核心といった印象。終了点にぺツルあり。7P は上部ルンゼを目指す。残りロープ5mの左岩壁に残置ハーケンがあったのでピッチを切った。その後は頂上へ。主稜の名にふさわしく、正面からダイレクトに頂上へ抜ける、西壁を代表するルートであった。