2017年4月1日-2日 五竜岳東面G0稜


日程:2017/4/1-2
山域:五竜岳東面G0稜
メンバー:野水、秋山
1日(土)霧のち晴れ: JR新幹線はくたか551号長野駅=バス-白馬/五竜バス停 =10:00五竜スキー場ロープウェイ駅着=10:30リフト上 - 11:54二の背髪 - 13:15大遠見 - 14:20西遠見14:50天幕(2200m)

2日(日)晴れ: 4:00起床 - 5:30出発 - 7:50G0頂上8:00 - 8:50五竜頂上9:00 - 9:40五竜山荘9:55 - 10:30天幕11:30 - 12:50小遠見13:00 - 13:43ロープウェイ駅

4/1
リフトを降りると一面ガスで視界不良。ワカンを付け尾根に取り付く。トレースはあり、地図と確認しながら進む。大遠見を過ぎた頃より上空の霧が晴れて来て山頂が顔をだした。大遠見から西遠見の稜線は緩やかで幕営に適した箇所がいくつもあった。西遠見では、今日の幕営地と明日のG0への下降点をどこから取るか、みながら西遠見直下の広い尾根に幕営した。

4/2
4:00に起床、風はあったが気温が低く晴れていた。幕場よりシラタケ沢へ100m下降する。途中G0稜に取り付いている先行パーティ(3人)が見えた。心配していた雪崩の問題もなさそうな状態だった。G0稜に取り付いた後、G0稜の約1/3を登ったところで先行パーティに追いつき、ここから先行させてもらった。雪の状態は、よいが、たまに踏み抜くもなか状のところがあった。雪壁を直登後、左の樹林帯に入り、その後、稜通しに直上していく。快適な登りであった。あと50m上で稜線にでる、あのちょっとした雪庇を直登するか、右に逃げるか話し合い、とりあえず下まで行こうと5m程進むと、なんと2人とも50m先と思っていた雪庇がそこにあった。そして張り出しもなく、ちょっとのっこした程度のものだった。2人とも目を丸くし、あれG0稜の頭に出ちゃったよ。とあっけにとられた。雪面をみてると距離感がわからなくなったりするが、今回もそうであったようだ。G0よりA沢のコルへ下降し、五竜岳頂上を目指した。五竜岳ヘは登山者が多く、下山は五竜山荘から白岳へ尾根通しでなくトラバースのトレースがしっかりついており快適に下ることができた。幕場からは、ワカンで下山した。天気も良いので、山スキーヤーやカメラマンも多く、五竜岳、鹿島槍ヶ岳の北面、カクネ里の雄大さを何度も振り返り見ながら下山した。