日程:2017年1月21日(土)-22日(日)
エリア:城ヶ崎、城山
メンバー:L岡、瀧濱、坂本、野島(22日のみ)
1/21晴れ
2330岡さん別荘0730→0800城ヶ崎フナムシロックエリア1600→1620漁火エリア1700
1/22晴れ(強風)
0900大仁駅→0930城山登山口駐車場→0945城山南壁1600
1/21は城ヶ崎フナムシロックエリアにてトップロープを張り、クラックの練習を行った。
前夜に岡さんの城ヶ崎の別荘に宿泊させていただき、翌日別荘から歩いて行けるフナムシロックエリアへ。
このエリアは終了点の木に歩いて登ることもでき、木にスリングで支点構築しトップロープを設置することができ、新人3人でも安全にクラッククライミングを楽しめるエリアだ。
我々以外に3人組のクライマーが居たが、あまりにも天気が良く温かいため、昼寝をしている。
その他には釣り人が居るだけで、各自ゆっくりとクラックを試すことができた。
登ったのは以下4ルート。
・純 5.8
・鬼ごろし 5.8
・パープルシャドウ 5.8
・無名フレーク 5.10a
上記ルートを登った後に、漁火エリアへのアプローチや岩場偵察を行い、1日目を終了。
1/22は大仁駅にて野島さんと合流し城山南壁へ
南壁取り付きまでは、城山登山口駐車場から30分かからずに到着。
岩場は既に賑わっており、お目当てのバトルランナー(4P)にも先行パーティーの2名が登攀を開始しようとしていたので、我々も早速準備を済ませ、先行パーティーが2P目を登り始めるのを待ってから登攀を開始した(先発は野島・瀧濱ペアで野島さんが全ピッチをリード、後発は坂本・岡ペアで、前半2ピッチを坂本後半2ピッチを岡さんがリード)。
1Pはトポではグレードが5.8となっているが、ホールドが細かく少しいやらしい。しっかり足を使い慎重にジリジリと高度を稼いだ。テラス左下に終了点があり、そこでピッチを切った。
野島ペアを見上げると鎌状ハング直下でピッチを切っているのが見えた(本来は鎌状ハング上が終了点)ため、しばらく待機することとした。
2Pは核心の鎌状ハングを含む5.10aのルートだ。出だしは1P目よりはホールドがしっかりしている。ボルトの数が多く、全てにクイックドローをかけていくと鎌状ハング直下でクイックドローが足りなくなり、野島ペア同様ここでピッチを切らなくてはならなくなった(合計11個のクイックドローが必要)。
仕切り直して核心へチャレンジ。
鎌状ハング左側の2段になっている部分の上部の支点にクイックドローを掛けてクリップ、ハング1段目下部をアンダーで保持しながら2段目上部を探ると、両手で持てるガバカチとこぶし大のポケットがある。ポケットの方はガストンっぽくなってしまうため、ガバカチを両手で持ち、そのまま体を上げて1段目に右足をのせると、後は力を使わずに超えることができた。
3・4P目は5.7Rと5.9Rのルートで、岡さんがトップで登攀を行った。使用するクイックドローの数もそこまで多くなかった様で、ピッチを切らずに繋げて登った。トポではランナウトする箇所があると書いてあるが、しっかり安定して登っているのが見える。
続いて自分も登攀を開始したが、時折体が壁からふわっと離される程の強風が吹いており、壁に体を貼り付けて耐風姿勢をとりつつ登攀を行った。
終了点はハンガーボルトと灌木2箇所あった。野島ペアはハンガーボルトを、我々は灌木を使い、鎌状ハング直下経由で2回の懸垂下降で地上まで降りることができた。
城山は落石が多いという話は聞いていたが、当日の強風で自然落石が多発していたため、風のある日は十分な注意が必要だ。
また、野島ペアが懸垂下降のロープ回収時に、強風で煽られたロープがハイマツに引っかかり、様子見で軽くロープを引いただけで岩ごと灌木が落下するというハプニングがあった。落石が人に当たる事はなかったため良かったが、強風時のロープ回収は、風を読みつつ慎重に行うようにしたい。
(記:坂本)
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