2016年7月24日 小川山 烏帽子岩左稜線


日程:2016年7月24日(日)
場所:小川山 烏帽子岩左稜線
メンバー:L浦、山崎、岸川
駐車場5:50 ~ 6:201P取り付き6:25 ~ 7:25 3P ~ 9:50 8P ~ 10:50 10P ~ 11:40 11P終了 大休憩 ~ 14:10 15P ~ 15:15 16P終了 ~ 15:30下山開始 ~ 15:55駐車場

取り付きは、沢からトラバースする場所が少々分かりにくかった。
全18ピッチ中、時間の関係で16ピッチで終了しエスケープルートから下山。5,6,11,12Pを岸川リード、7,8,15Pを山崎さんリード、それ以外を浦さんリード。
ルート上に残置はほどんどなく(TOTAL4~5か所あったかどうか?)ほぼすべてカムや木などを使用。各ピッチの支点も残置があったのは2~3ピッチ程度でそれ以外は岩、木、カムなどで支点を取り、そういう場合の支点構築のやり方などを浦さんにいろいろ教わりながら登った。
ピッチを切るところに残置があるわけではないので、どこで切ったらいいのか・・・トポを事前にしっかり読むだけでなく、ロープの出てる長さやその先のルートの状態、支点構築できそうなところ、などなどいろいろ考えなら登ったので非常にいいトレーニングになった。

3ピッチ目だったか、右に少しトラバースしたあと直上するところが、手が見つからず直上の1歩がなかなか踏み出せない。
10ピッチ目の一瞬怖いトラバースは、岩をアンダーで持ち完全にしゃがみこんで狭いスペースに体を収める感じでトラバースするが、進むにつれ足が狭くなるので、男性にはちょっと収まりが悪いような感じ。足を置いてる場所に手をかけて外に出る人もいるようです。それは非常に怖いと思う。私は男性よりは小さいので、ここはぜんぜん楽でした。男性2人、少々大変そうでした。
13ピッチ目のまっすぐ綺麗に伸びたクラック。トポに書いてあるとおり、美しい。先行パーティはクラックを登らず左を巻いていましたが、我々はクラックを。浦さんのリードを祈るように見ていました。このルートで一番緊張した場面です。カムをひとつセットするごとに一瞬ホッとするが、抜けるかもと思うとやはり最後まで気が抜けない。意外と足は大丈夫でしたが、手が外れそうで怖い。テーピングを巻いておいてよかった。必死で登ったせいか、なぜか膝があざだらけ。そんなルートを私も山崎さんもすんなり登れるわけもなく、Aゼロ。未回収のカムが残置されており、とてもいい手になりました。左の巻きはぜんぜん楽なようです。

15時までに16Pに着いたら最後まで行く。と決めて登り始め、16ピッチ目に着いたのは、15時15分。。。15分過ぎたので17,18ピッチは諦め下山。残念。というより、18ピッチ目のチムニーが時間がかかりそうだったので、下山することにしました。おそらく17P18Pで合計1.5時間くらいかかりそう。
先行パーティは、ザックをハーネスにぶら下げ身体をすっぽり入れて、ずり上がる感じでチムニーを登っていました。最後の2メートルくらいはチムニーの左外に出るようです。いいなぁ・・・。
最後まで行けなかったけど、フェース、クラック、岩稜、チムニー、リッジ、いろんな登りが楽しめて、さらにルートファインディング、支点作りの練習にもなり、合宿前の充実した1日でした。浦さんと山崎さん、ありがとうございます。(記:岸川)