場所 : 谷川岳一ノ倉周遊
日程 : 10/18
メンバー : L柏木、大野
東武小泉線 本中野駅 7:00 白毛門駐車場 8:30 一の倉沢出合 9:30 懸垂下降点 10:00
テールリッジ端部 10:50 衝立沢スラブ 11:30 コップスラブ下部 ~北陵下降点 13:00
略奪点 14:30 衝立前沢下降 15:30 一の倉沢出合 16:30 白毛門駐車場 17:50
昨年感動した一の倉沢の紅葉を今年も見たくなって館林近くに住む大野氏を誘ったところOKの返事をもらい今回の山行となった。
前回の南カドナミ沢では電車時間に間に合わず、大野氏に迷惑をかけたため今回は車で出かけることにした。
谷川岳紅葉シーズンのため交通渋滞を覚悟していたが、高速は混んでいなかった。白毛門に駐車場をとり、必要装備を整え一の倉沢に向かう。途中のヘリポート駐車場はほぼ満車状態であった。新しい花束が供えられた慰霊碑に挨拶し、湯檜曽、山肌の紅葉を見ながら歩くのは何とも楽しい。
指導センターに登山届を出し、通いなれた登山道を歩いていると後ろからガイド付きの電動カートが紅葉した木々の名、周囲の山の名前等説明しながら追い抜いて行く。
おじさんたちも乗せてくれ!若者は歩け!!風を感じろ!!この空気を吸ってみろ!!と叫びたくなる。
マチガ沢出合で一団の人だまり、マチガ沢は絶景だ、今日は非常にラッキー天候に恵まれ気分は上々一の倉沢へと足が速まる。
一の倉沢出合も観光客が多い。観光客の脇を通り抜けて一の沢出合まで来ると静かになり、衝立岩が迫ってくる。懸垂地点まで登る前、足元の安定したところでハーネスを付け、ここからの急登を足元に注意しながら登って行くとテールリッジから降りてくるパーティが見えた。懸垂地点に着くとさっき見えたパーティが登り返してきたところに会った。中年男性(ガイド?)と若い女性。懸垂ピンにザイルをセットし柏木先行で下降する。大野氏を下から声で誘導し本日1回目の懸垂下降を終る。昔の感じを掴んできたね大野氏。
衝立沢左岸側のフィックスロープを伝わり衝立スラブへアプローチシューズのフリクションを効かせ快適に登る。大迫力に感動しつつ落石に注意しながら略奪点へ。
紅葉に歓喜しながら快適さにまかせ少し登りすぎてしまった。大野氏に少し安定したところで待ってもらいビレーピンのある所まで登る。北陵下降点のところにハ―ケンを見つけここに支点をとり大野氏をザイルで確保する。ザイルに確保され安定して登ってくる大野氏。本日最高到達点。
ちょうどそのころ幽ノ沢側から県警のヘリが飛んできて何かを捜しているようだ。手を振ったらダメ、遭難と勘違いされるからと戒める。
北陵を下降してくる2組のパーティが見える。コップの壁も見える久しぶりに楽しい。直ぐ下に略奪点が見える降りて食べよう何も食わずに登ってきてしまった。略奪点で大休止、去年の薮漕ぎの話や南カドナミ沢の話しをしながら時間が過ぎる。
衝立前沢のガラ場はゆっくり石を落さないように下る。途中一カ所大滝の懸垂下降(25m)。本日二回目の懸垂下降を終わる。ヒョングリの滝下へ来ると上から本谷を懸垂で降りてくるパーティ2組6人に出会う。我々が前沢から降りて行くと不思議な顔をしている。何かヘンか!この先降りられるますか?知らないで降りてきた?フィックスロープあるからそれ使って降りるんだヨ。お先にどうぞ。切れそうなフィックスロープを見てビビッている。それ使って降りるんだよ。柏木、大野スタスタ下るのを見て安心して後から続いて降りてくる。
一ノ倉沢の出合に到着。暗くなる前に山行終了。降りてくるのがもったいないような気がする充実した山行でした。次の計画を大野氏と話しながら本日の山行終了。
<追記>
幽ノ沢の事故(大野氏から連絡)
24日午後1時15分頃、幽の沢で横須賀38歳の女性がバランスを崩して転落し胸の骨を折る重傷。同行の男性が119番通報し、県の防災ヘリで沼田市内の病院に搬送されました。急峻な岩場を登攀中、バランスを崩したようです。(上毛新聞記事から)
記::柏木
コップスラブ | コップスラブからの下降路 |
懸垂下降点からテールリッジへ | 今日の一ノ倉 |
衝立岩 | 衝立岩北陵 |
衝立沢 | 衝立沢から白毛門・朝日 |
前沢下降点着 | 略奪点から下降路 |