場所 : 谷川岳 中央カンテ
日時 : 2015年 6月2日 晴れ
メンバー : L浦、小林
天神平P5:15~出合6:00/6:30~テールリッジ7:00~取り付き7:50~登攀開始8:20~登攀終了15:40~南稜テラス18:30~テールリッジ20:30~出合21:00
出合から雪渓を真っ直ぐテールリッジ取り付きまで。
テールリッジには真新しいボルト複数あり。
1P目浦、トラバース。登攀スピード、ロープワークとも快調。
2P目小林、終了点凹状のほうに上がってしまいルートミス。
3P目小林、バンドを左上し、カンテまで。先行パーティの落石が物凄いスピードで凹状岩壁を落下。もう少し遅かったら・・・。
4P目浦、カンテ直上のはずが左に回り込みすぎて正面ルンゼに入ってしまう。
5P目浦、ルンゼのチムニーを正規のチムニーと間違って認識し登り始めるが、濡れ濡れ、コケコケ、ヌルヌルの超おそろしい登攀になる。
ハーケン1、カム2、A0でなんとか突破し、右に終了点。真上にチムニーを見つけ、ルートミスしていた事に気づく。
1時間以上かかってしまった。。
6P目小林、正規チムニー、快適に登る。
7P目小林、簡単なフェースを左上し、ピナクル下まで。
8P目浦、ピナクルから垂壁を乗っ越しかぶったコーナークラック下まで。垂壁は残置多数ありだが、ききの悪いハーケンなどもあり注意が必要。
9P目小林、かぶったコーナークラックから4畳半テラス?まで。このルートで1番面白い。
クラック下に残置スリングがあり支点を取る。左のフェースを使いながら登ればかぶった感じはなく、1畳くらいのテラスにでる。
10P目浦、スラブを左上し、凹角を登る。あとは簡単だと思っていたら、意外と細かく、おっと思う。
11P目小林、簡単な草付きのフェース。40m登ったあたりで明瞭な踏み跡に出るが終了点がない。上にも見当たらないので、岩と木の枝で終了点をとった。
12P目浦、明瞭な草付きの踏み跡をトラバースし、岩をやや左上したところに懸垂ポイントがあった。
時間もおしていたので急ぎたいところだが、いまいちトポの下降ルートがわかりにくい。
とりあえず懸垂ポイントから少し降りると、安定していそうな場所までロープがおりていたので下降を始めた。
20mくらいの空中懸垂。降りると懸垂ポイントもあり、踏み跡もあって歩けそうだったが、途中から笹に覆われていて見えず、念のためもう一度懸垂で降りた。
途中左にトラバースする踏み跡のようなものがあったが、下に支点を見つけ、そこまで降りるもその下は下降できそうになかったので少し登り返し左に20mくらいトラバースした。
残置ロープがあり、一段降りるとまたしばらくトラバース。
南稜の終了点に到着。
6ルンゼを下降。南稜テラスに18:30だったので、暗くなる前にテールリッジ下を目指したが、テールリッジの中間くらいでヘッドランプになる。
長時間で疲れてきていたのもあり、安全のためそこからはロープを出して下降した。
テールリッジ取り付きまで降り、あとは雪渓を足早に降りようと思っていたが、夜になり、凍っているところもあって、こわごわ下山。
次回からはアイゼン持参しようと思います。
ルートファインディングのミスで時間がかかりすぎてしまいましたが、自分で考え、その場を切り抜ける、とてもいい勉強になりました。
(小林 記)