H18年1月 八ヶ岳    


1月7-9日 八ヶ岳(赤岳・阿弥陀北稜)
メンバー:L滝本、鈴木雅、内田、野水、秋山

6日 10時中野集合。23時、中央高速日野バス停で秋山ピックアップ。 
   1:30美濃戸口駐車場に着き、2:30車にて仮眠。
7日:晴れ 7:40出発→8:40/9:00美濃戸山荘→休憩3回→11:40行者小屋→13:00天幕設営
8日:曇り/風 -19℃、 4:40起床→6:40出発→7:50中沢岳コル→9:00北稜尾根
      →10:40/55阿弥陀頂上→12:30/45赤岳→地蔵尾根→14:00行者小屋
9日:快晴/無風 -26℃、4:45起床→7:25出発→8:15南沢小滝(アイスクライミング)11:00出発
      →11:45/12:10美濃戸山荘→12:55美濃戸口駐車場

7日 7時40分出発。 当初の計画より出発が遅れ、行者小屋に11時:40分に着いた。これから天幕設営して赤岳に向かうのはと思いつつ設営に取り掛ると、6人用天幕を間違えて、4人用を持ってきてしまったことがわかった。 外張りとポールは6人用だった。 ポールを調整し設営した。もう時間は13時になっていた。今日の赤岳はやめにする、内田にアイスを誘われた、雪もちらつきはじめたのでやめ、狭い天幕でロープ結びの練習をする。 4人用に5人は辛かった。
いざ出発 南沢を行く
8日 6時40分、阿弥陀北稜と赤岳を目指す。 内田トップで中岳沢を登る。ジャンクションピークにトラバ−スできる位置をうかがいながら、ぐんぐん登っていくと中岳沢のコルに出てしまった。 ここから下り気味のトラバースを内田と滝本でラッセルしながら、北稜尾根を目指す。 寒さと、斜度のあるトラバースで結構大変だった。 今回、日本海側は寒気のため、大雪になっていたが、八ヶ岳はあまり雪も降っておらず、雪崩の心配もなかった。 第一岩峰取付きより少し下に出た。 取り付きで休憩していると、私たちのトレースを利用してきた二人組と、ガイド+お客風が先に取り付くことになった。時間がかかりそうだったので、1ピッチ目を左側に巻き、追い越そうとした。 思いのほか、このまきが厳しく、2ピッチ目の取り付きに出たときは、前の1組を追い越すことができず、寒い待ちが入った。  登攀は内田/野水/滝本とマサ/秋山。 フェイス20mぐらい?を登っていくと、ハイマツでビレーしてくれていたマサ、その先のスノーリッジ向こうで待っていたメンバーから「もう終了だよ」との声に、ちょっと物足りなさを感じた。1ピッチ巻いてしまったからね。 ここから左上し、3分ぐらいで阿弥陀頂上に到着! 次に赤岳を目指すが、風で顔は冷たい、鼻水が出て苦しい、ゴーグルは曇るで、落ち着いた登りができなかった。赤岳登頂し先頭マサで、地蔵尾根を下った。

中岳のコルで

北稜登攀終了点

ビレーするマサ、後続は秋山

阿弥陀岳の頂上で

親切な人が写真を撮ってくれた

赤岳山頂

阿弥陀をバックに

狭い天幕の中で

9日 快晴。 一番の寒さだ。 天幕を撤収して、南沢小滝でアイスの練習を行う。 内田リードでトップロープをセットし、各自1本登り終了した(除く滝本)。今後の参考に大滝を見学して下山。 美濃戸山荘には無料休憩所があり、暖かいお茶と野沢菜を頂く。
今回の山行は冬山の岩稜をやりたく、滝本さんに頼んで、三連休に企画してもらった。 当初は2名だったが5名になりにぎやかな山行になった。学ぶこともたくさんあり、今後の山行に活かしたい。 (文:秋山)

最終日は好天

南沢小滝でアイストレ

マサのビレーでリード
する内田


”アイスは嫌い!”と
いいながら登るマサ


秋山

野水


南沢大滝も見事に氷結