眼下に剱沢の小屋が。
それにしても荷物が重かった |
重い荷に、肩休めの休憩 |
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剱沢までもう一息 |
2.8/14 八つ峰上半縦走
長治郎の雪渓で雨がパラついて、天候悪化の兆しだが、何とか
いけるだろうと出発。これが、大変な1日のスタートだ。[峰ピ
ークまでは、まあまあ順調に到着。ところがここから剣岳本峰
までが、全く視界が効かない状態でルートファインディングに
苦労する。なぜかスキー券が落ちているコルから先のルートが
分からない。ガレ場をトラバースし、岩場でハーケン2本打って
トラバースして着いたコルには、なんと先ほどのスキー券がある
ではないか。結局本峰に到着したのが5時。[峰ピークから
5時間近くかかってしまった。やがて日も暮れ、視界の効かない
雨の中を下山するが、鎖場を過ぎた後のルートがわかりにくい。
秋山の体力も限界。夜10時半で行動を打ち切り、2人ずつツエ
ルトを被って、膝を抱え、着の身、着のままのビバーク。
明け方まで風雨が強く、イヤーつらかった。 |
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<- ここから雪渓
剱沢もかなり下らないと
雪渓が出てこない
平蔵谷の出会い -> |
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長治郎雪渓出合。雪渓
は途中で切れている |
雨がパラついてきた。 |
全く視界が効かない中の
八つ峰上半縦走
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ようやく剱岳本峰に到着 |
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3.8/15(雨のち晴) 眠れない夜も明け、視界が効けば、ビバーク地点の直下に
剱山荘が見える。ビバーク地点より朝、剱沢BCに戻る。この日は当然これ以上の行動
は出来ず、昼寝をむさぼる。
4.8/16(快晴) Y峰Cフェース
本日は、Aフェースに熊の岩に幕営したパーティーが取り付いているが、Cフェースは
貸し切り状態。登り始めた頃ヘリコプターが飛来し、長次郎の雪渓上で旋回したり、
ホバリングしたりしている。最初は報道のへりが我々の写真を撮っているのかと勘違いし、
手を振ったりしていたが、富山県警のヘリが遭難者を搬出するところだった。
ヘリの爆音でコールが聞こえないため、しばし登攀を中断し、見物する。
Cフェースは実に快適。
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Cフェースを登る秋山 |
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ヘリコプターの爆音で
コールが聞こえない |
遭難者の吊り上げ |
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Cフェースの頭からの下り |
長次郎の雪渓を下る |
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5.8/17下山
強い雨と風の中の下山。時折耐風姿勢を取らなければ、
吹き飛ばされそうな強風の中の下山です。雨が顔に当たると、
”あられでは”と思うくらい痛い。 この日は平湯温泉”平湯の森”で入浴し、平湯で車中泊。
露天風呂で雨に降られるも、平湯の森は最高でした。
8/18 帰京
平湯の朝市で、神の湯が朝7時からやっているという情報を
得て、朝風呂につかる。神の湯は熱かったけど、平湯の湯元
だけあって、雰囲気最高。 |